野面積み
沖縄にはたくさんの城跡がありますが、欠かせないのが城壁の石垣。
石垣には加工程度によって、積み方があります。
写真は久米島町の宇江城城跡の敷地内にあった野面積み。
野面積みは、加工していない自然石をそのまま積み上げる方法で、最も古い方法です。
一見適当に積んであるように見えますが、敷き詰める積み方には無い「隙間」が、自然に排水する構造になっているので、意外と丈夫なのです。
沖縄にはたくさんの城跡がありますが、欠かせないのが城壁の石垣。
石垣には加工程度によって、積み方があります。
写真は久米島町の宇江城城跡の敷地内にあった野面積み。
野面積みは、加工していない自然石をそのまま積み上げる方法で、最も古い方法です。
一見適当に積んであるように見えますが、敷き詰める積み方には無い「隙間」が、自然に排水する構造になっているので、意外と丈夫なのです。
「ウティダ石(太陽石)」は、久米島町旧仲里村の比屋定の集落内にあります。
外周道路から案内板通りに細道に入ると、すぐに見つかります。
「ウティダ石」は、高さ1.3m、周囲約4mの楕円形の自然石で、暦の無い琉球王国時代に日の出を観測した遺跡だということです。
人々はこの石に線を刻み日の出を観測し、農作物の播種、植付けの時期を定めていたと言われています。
具志川城主の末えいである「上江洲家(うえずけ)」は、代々地頭を勤めた旧士族の家。
綿糸やお茶等の栽培を促進し、特に紬の製法を住民に普及させるとともに、貧民の救済、国王への献納など数々の善行をしたそうです。
立派な「ひんぷん」が目の前に立ちふさがり、琉球の家のしくみを分からない観光客などは、最初はどこが入り口かわからないくらいです。
沖縄の家にならどこにでも置いてあるという「シーサー」がありません。
それは、この「上江洲家」が元々風水によって守られているからだと、管理しているおばあちゃんが教えてくれました。
敷地内には母屋、蔵、豚小屋などがありますが、風水によって位置も決められたそうです。
ちなみに沖縄には「宇江洲」と「上江洲」のどちらも同じ「うえず」がありますが、久米島の「うえず」は「上江洲」となります。
入場料:高校生以上300円。
駐車場も小さめですが、あります。
「久米島大原貝塚」は久米島町字大原の海岸砂丘に立地した、沖縄貝塚時代の複合遺産です。
石碑が建てられたのは一か所ですが、貝塚の範囲は広く分布しています。
第一地点は伊波式土器、荻堂式土器、大山式土器などが出土した地点で、3500年前~2500年前の貝塚。
そこは、沖縄県の県指定史跡にもなっています。
二つ目の地点は、一つ目の地点より西側。
2500年前~2100年前の土器、ゴホウラ製貝輪、スイジガイ製利器などの貝製品、斧、石皿などが出土し、また、人骨も出土した地点です。
第三地点は、大原第二貝塚とも呼ばれ、2000年前~12世紀頃の貝塚だそうです。
石碑は、草むらのかなり奥にあります。
ウンケー(お迎え)で御先祖様を迎えてからウークイまでは仏壇にお供え物をします。
最終日のウークイでは重箱料理を供えます。
御三味(ウサンミ)とも言うようです。
重箱料理は旧盆のみならず、清明祭(シーミー)、お彼岸などの行事には欠かせない料理で、中国から伝わりました。
「海、天、地」の食材を使った料理が正方形の重箱に詰められているそうです。
カステラかまぼこや紅白かまぼこ、揚げ豆腐、天ぷら、田芋、昆布、ごぼう、こんにゃく、皮付きの三枚肉の9品が基本ですが、地域によっては7品の場合もあります。
那覇市壺屋の「壺屋やちむん通り」沿いに、喫茶「南窯(ふぇーぬかま)」はあります。
喫茶店の裏には、沖縄県文化財指定の登り窯「南窯」があり、喫茶店の名前はそれに由来しています。
喫茶店で使用されている陶器は、当然壺屋焼き。
飲み物は珈琲、さんぴん茶、ビールなど。
ホットケーキなどの軽食もそろえています。
沖縄風クレープの「ちんびん」や「ポーポー」もサイドメニューにあり、観光客の利用者も多いようです。
壺屋焼きの器やシーサーがギャラリーに並べられていて、店内もくつろげる空間。
やちむん通りを一通り散策したらここで休憩するのがおススメです。
営業時間は10時~19時。
2013年6月23日、沖縄戦から68年、「慰霊の日」を迎えました。
沖縄戦で「旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる日」で、沖縄県が「慰霊の日」と定めています。
沖縄では毎年「慰霊の日」が近づくと平和の尊さを学校で学び、当日は国の機関以外の役所や学校等は休みになります。
今年も糸満市摩文仁の平和祈念公園には早朝から遺族などが訪れ、平和への祈りをささげていました。
県が主催した追悼式には、毎年その時の総理大臣が訪れます。
今年は安倍晋三首相、小野寺五典防衛相、岸田文雄外相など閣僚4人も来賓として参加し、正午から1分間の黙とうを行いました。
紅型(びんかた)という華やかな衣装と、琉球古典音楽に合わせたゆったりとした動きが特徴です。
本来は男性のみによって踊られたものですが、明治以降は多くの女流舞踊家が誕生しました。
種類としては古典舞踊、雑踊り(ぞうおどり)、創作舞踊に大別されます。
写真は「ビオスの丘」内の琉球舞踊。
ちなみに後ろの草林は、仲間由紀恵さん主役のNHKドラマ「テンペスト」の舞台にもなった場です。
現在、琉舞界では、戦後の隆盛を経て数多くの流派が設立されています。
「黄金森(こがねもり)公園」は南風原町にある、敷地の広い公園です。
陸上競技場、野球場をはじめ、陸軍病院壕、文化センターや公民館などがあります。
遊具はありませんが、公園内の歩道は足への負担を考慮された素材が使われており、日々のウォーキングには最適です。
この公園内だけで壕が30以上もあるそうで、あちこちに石碑も見受けられました。
広い公園なので、歩くだけでも時間がかかります。
所々にあずま屋も設置されていました。
平成23年10月、地域交流センター「南風原町立中央公民館」がオープンしました。
それまでの旧館は昭和53年から図書室、研修室、ホールなどを備えて地域振興に大きな役割を担っていましたが、「黄金森公園」内にできた新館は、黄金ホール(505名収容の可動式座席)や高度なコンサート対応の舞台装置、研修室(3室)、視聴覚室、調理室を備えており、町立図書館も併設されていて、総合的な文化事業が実施できる施設と期待されています。
現在、工芸・文化サークルが7つ、音楽サークルが11つ、琉舞・ダンスサークルが7つ、体操サークルが4つもあり、充実しています。