今日は、沖縄県内各地で「旧の十六日祭」がありました。
毎年、旧暦の1月16日は「あの世の正月」とされていて、重箱に天ぷらや昆布、ごぼう、こんにゃくなどを詰め、お餅やお菓子などのお供え物をお墓に持って行きます。
写真は、宮古島や石垣島など離島にお墓がある人がウートートーする場所、三重城(みえぐすく)です。自分たちのお墓の方向を向いて、ウチカビ(あの世のお金)を焼きます。
旧の十六日祭は祖先を供養するイベントの一つ。各地域によって若干の違いはありますが、沖縄県本島だけでなく離島など全域にわたって毎年行われる、結構盛大なイベントです。
自分の住んでいる所にお墓が無くてもちゃんと先祖供養するあたりは、沖縄らしいかもしれません。
沖縄県内では、この時期各地でサトウキビの収穫が盛んになってきて、サトウキビ畑では農家の人たちが一生懸命作業をしているのを見かけることができます。
収穫の際は、まず葉を切り落とし、その後、茎を地上近くで切り、倒れた茎を束にして工場へ運び出します。(写真参考)ほとんど人の手で行われますが、最近は小型の機械を使う農家もあるようです。
そして工場では汁を搾り取りますが、残った搾りカスは捨てずに、製造原料になったり工業利用されているようです。
サトウキビは、日照量が多く、豊富な水源が必要であるため、海外ではブラジル、インド、日本国内では沖縄や奄美諸島を中心に栽培されています。
沖縄の方言では「ウージ」と呼ばれ、砂糖の原料の他にウージ染め、飲料などにも利用されます。
玉城城跡は、旧玉城(たまぐすく)村、現在は南城市玉城にあります。
琉球を創生したと言い伝えられる神アマミキヨが築き、子孫の天孫(てんそん)が城主であったと言われていますが、築城年代は定かになってはいません。
「天つぎあまつぎの御嶽」(神名「アガル御イベ、ツルベ御イベ」)が祀られているからなのか、別名アマツヅ城と呼ばれています。
一の郭、二の郭、三の郭の三つの郭からなる階段状の城で、そのうち一の郭の城壁がほぼ原型をとどめていますが、、二の郭と三の郭の城壁は戦後に、米軍基地建設の骨材料として持ち去られ、現在根石がわずかに残っているにすぎません。
城内を歩く際には、急な坂道や滑りやすい道に気をつけましょう。
玉城城跡の地図はこちら。
垣花(かきのはな)城跡は、沖縄県本島南部、垣花にあります。
南風原南ICから車で約40分。
垣花集落の南側に築かれた「本丸」と「二の丸」(または「一の郭」と「二の郭」ともいう)からなる城跡で、14世紀頃に築城されたと言われています。
垣花城跡は、標高120mに位置していて、玉城城の守り城として築城されました。
現在では、按司墓と拝所、城壁が所々に残っています。
緑がたくさんあり、神聖的で癒しの雰囲気となっています。
ただ、ハブの出没や、階段が滑りやすくなっていることには気をつけましょう。
すぐ近くには名水として有名な垣花樋川があります。
垣花城跡の地図はこちら。
去った1月31日~2月1日に、第47回名護さくら祭りが催されました。
名護城跡一帯の、名護中央公園では、カンヒザクラが約2万本並んでおり、開花のこの時期に合わせて毎年桜まつりが催され、多くの人で賑わいます。
地元の人に限らず、各地から家族連れや観光客が来場します。外国人にも人気のスポットのようです。
長い長い階段は頂上の展望台に続くもので、一気に登りきるよりも桜を楽しみながらゆっくりと行くのがオススメです。
名護市街地の祭り会場では、パレードやエイサー、ライブなど多彩なイベントで盛り上がります。
名護中央公園の地図はこちら。
アラハビーチは、沖縄県本島中部の北谷町美浜にあります。
国道58号線を那覇から北向けに走り、約40分。安良波公園と隣り合わせになっており、広々としたビーチです。
米軍基地が近くにあるため、アメリカ人も家族連れなどでやってきます。
東シナ海に沈んでいく夕日が見れるので、夕方から日没の時間はカップルも多く見られます。
街中にあるので、休日の買い物の帰りにちょっと寄り道して行ける手軽さが魅力。
入場料無料。駐車場も無料ですが22時に閉まります。
一週間前に予約をすれば、バーベキューも可能です。
アラハビーチの地図はこちら。
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毎年、1月中旬を過ぎると沖縄ではカンヒザクラが開花し始めます。それに合わせて本部町の八重岳では桜まつりが催されます。
八重岳や標高453m。入り口を入ったところから山頂までの沿道がカンヒザクラでピンク一色。
車でも徒歩でも楽しめますが、山頂までかなりあるので、途中の駐車場までは車で、そこから徒歩で山頂を目指すのもいいでしょう。
八重岳桜まつりは、日本一早い桜まつりと言われ、2月15日までの予定です。
沖縄県の桜前線は「北上」ではなく「南下」します。2月には県内南部の地域でも桜を見ることができるでしょう。
本部町八重岳の地図はこちら。
アカギの特徴としては、樹の皮が赤みを帯びていることが一番分かりやすい特徴かもしれません。
葉っぱはつやがある濃緑色ですが、特殊な形をしているわけではありません。
写真では見づらいですが、高さは15mから25mにもなり、
国道の街路樹としてもよく見ることができます。
その他に庭木、防風樹としても利用されるようです。
原産地はオーストラリア、東南アジアで、寒さに強く、育てやすい樹木です。
那覇市の首里には5mを超える幹周りのアカギがあり、
国の天然記念物にも指定されているそうです。
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アコウは、クワ科の仲間で、同じクワ科のガジュマルとよく似ています。
日本では沖縄の他に、九州や山口県など温暖な地方に自生し、国の天然記念物に指定されている巨樹です。
沖縄特有の石灰岩地にも自生するので、防風樹、防潮樹、街路樹としてよく利用されます。
また、ガジュマルに比べると耐寒性が高いという特性を活かし、観葉植物としても用いられるようです。
ガジュマルと見分けるには、葉っぱがガジュマルより細長く、大きいこと。
アコウの種子は鳥によって運ばれますが、ヤシの木や他の樹木などに発芽して成長すると、その樹木を覆い尽くして枯らしてしまうそうです。
そこからつけられたのが別名「絞め殺しの木」。この特性は、熱帯雨林などで、より陽を浴びるための特性だといわれています。
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平成15年の8月、沖縄都市モノレール開通と同時に、北明治橋も開通しました。
壷川駅と直接連結はしていませんが、駅に向かう人たちにとっては便利な橋です。
長さ128m、幅12.4m。車は通ることができません。
奥武山公園とつながっており、公園のベンチから時折、モノレールが駅に出入りする光景が見られます。
シンプルかつ、ほのぼのとした風情のある橋です。
北明治橋の地図はこちら。
※地図上では橋はありませんが、奥武山公園と壷川駅を繋ぐところにあります。
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