部分日食2010

1月 15, 2010

bubun-nissyoku2010.jpg1月15日の午後6時前、西へ沈む直前の太陽が一部欠け、「部分日食」が起こりました。

写真は琉球新報の写真で、石垣島で撮影されたものです。

沖縄地方は観測条件が最も良く、まるで三日月のように沈んでいく太陽が観測されました。

日本では「部分日食」しか見られませんでしたが、アフリカからインド洋を通って中国にいたるまでの地域では、太陽がリング状に欠ける「金環日食」が見られたようです。

次回、日本での「金環日食」は、2012年5月21日に関東や東海、九州南部で起こり、そのほかの地域でも部分日食になるそうです。

また、「部分日食」が見られるのは来年6月2日で、今度は北日本で観測できるようです。

ジューシー

1月 14, 2010

ju-si-.jpg「ジューシー」とは、沖縄風の炊き込みご飯といえば分かりやすいかもしれません。

沖縄の伝統食で、肉や野菜を入れて炊き込むご飯のことです。

肉(主に豚肉)、しいたけ、にんじん、昆布が主な材料。

豚だしを使って炊き込むので、ご飯粒に脂がまぶされ、ぱさつきがちな古米をつややかにしっとり仕上げてくれるそうです。

「フーチバー(よもぎ)」を入れれば「フーチバージューシー」。

いもの葉を入れれば「カンダバージューシー」。

行事の時によく食べますが、1月7日の七草がゆの代わりに食べる家庭も多いです。

kakizomesekisyotaikai2010.jpg記念すべき第20回1,000人書き初め席書大会が、県立奥武山武道館にて催されました。

書家の茅原南龍先生が特大の筆で「春虎」と揮毫。(写真の舞台中央)

最年少5歳から最高年齢62歳まで、1240人の参加者が当日発表の課題を、新年への思いを胸に筆を走らせていました。

もちつき大会では参加者はもちろん、一般観覧者も参加できます。

表彰式では、沖縄では唯一この書き初め大会だけの「内閣総理大臣賞」に豊里美結さん(中1)が選ばれた他、「文部科学大臣賞」「北方及び沖縄対策大臣賞」などの特別賞、そして優秀賞が選ばれました。

tomisirosyo-si-sa.jpg豊見城市瀬長に、豊見城署があります。

豊見城署の入り口では「交通安全」の旗を持ったシーサーが大きな口を開けて出迎えてくれます。

豊見城署は小禄地区と豊見城市全域を管轄とし、空港の防犯対策も行っています。

シーサーはかなり大きなサイズで、台に乗っているせいか人間の身長より大きめ。

2匹1対になっていて、大きなシーサーが2匹も入り口にいるとかなりの迫力があります。

地域の安全を守る豊見城署の、魔よけ担当です。

syogatu-fukei2010.jpgあけましておめでとうございます。

昨年は「なんでも沖縄ブログ」をご愛読いただきありがとうございました。

2010年の寅年も、沖縄の各地の様々な情景を紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

さて、沖縄でも各地・各スーパーなどで正月の風景がみられました。

写真は豊見城市の大型スーパーの模様です。

今年は正月3が日がちょうど週末の休みと重なり、慌しい年明けとなった方も多いかと思います。

皆様の健康、発展を願うと共に、実り多い素晴らしい年でありたいものです。

kibanakyoutikutou-hana.jpg「キバナキョウチクトウ」の花は、漢字名で書く「黄花夾竹桃」の通り、黄色い花または淡いオレンジ色の花が咲きます。

葉は互生し被針形で、明るい黄緑色をしており光沢があります。

花は開花期が長く、7月から10月初め頃まで咲くようですが、この時期の間に一度に咲くことはなく、順番どおりに咲いていくようです。

5枚ほどの花弁が渦状になっていて、半開き。それ以上開くことは無いとのことです。

また、この花は香りがするようですが、高い位置で咲いているため匂いを嗅ぐのはちょっと難しいかもしれません。

kibanakyoutikutou.jpg「キバナキョウチクトウ」は、漢字で書くと「黄花夾竹桃」。

キョウチクトウ科キバナキョウチクトウ科の一つで、種類は約10種類ほど。半耐寒性落葉小低木の仲間です。

葉は薄緑色で細長く、光沢があり、たくさん茂ります。白い乳液状の樹液には、毒性があるそうです。

沖縄では庭木などに利用されています。葉がきれいなので観賞用も販売されているとか。

熱帯アメリカが原産地になっており、世界ではメキシコからパラグアイの熱帯から亜熱帯に分布しています。

漢字の通り、黄色い花が咲きます。写真ではところどころに黄色いものが見えますが、次回紹介したいと思います。

ogasawara-takonoki-kajitu.jpg「オガサワラタコノキ」は「アダン」ととてもよく似ているということを、先日紹介しました。

果実も同様で、共にパイナップルに似ている姿形。

「オガサワラタコノキ」はその名の通り小笠原諸島を原産とし、「アダン」より背が高く5mほどにも成長します。

小苗や1mほどの高さなど、観葉植物としても価値があるようです。

果実は煮て食べることができますが、小笠原諸島に生息する「オガサワラオオコウモリ」の餌ともなっているようです。

また、環境省によると、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては絶滅危惧に移行する可能性がある」とされています。

ogasawara-takonoki.jpg「オガサワラタコノキ」は、タコノキ科の常緑高木。

原産分布は小笠原諸島で、アダンと間違えやすい木ですが、この種は「アダン」や「ビヨウタコノキ」に比べて気根の数が多く、また長く太いところが違うようです。

方言名は無し。

「タコノキ」というのは、幹から太い気根を多く出している形が蛸に似ていることからきているとされているように、「オガサワラタコノキ」も同じような姿形。

「アダン」が枝を横に広がるのに比べ、「オガサワラタコノキ」は割りとスマートに上に伸びていくようです。

耐潮風性が強いので、海岸端の植栽に向き、実際に海岸でよく見かけます。

また、「アダン」の実は食べることが出来ませんが、この果実は煮て食べる事ができるそうです。

urasoe-daikouen-tenboudai.jpg「浦添大公園」の駐車場にある、展望台です。

高台にある「浦添大公園」ですが、さらに高い位置からの眺めを見ることができます。

北の方向を見ると、眼下には国道330号線が通り、毎日多くの自動車が往来しています。

さらに奥を眺めると宜野湾市以北の市町村。

天気のいい日には、西側の青い海を見ることもできます。

こぢんまりした展望台ではなく、木造とはいえ、かなり大きくてどっしりとした展望台。

屋根は赤瓦、周りは亜熱帯植物などが植えられていて、沖縄らしい展望台かもしれません。

自動販売機、ベンチが設置されていて、もちろん休憩できます。

浦添大公園の展望台の地図はこちら。