先日紹介した「オキナワキョウチクトウ」の花です。
枝の先に葉をつけ、さらにその先に白い花を咲かせます。
見た目はシンプルで可愛らしい花ですが、樹皮などから出る乳液は毒素で、花にも毒素が無いとは言えません。
花のサイズは直径約4cm。蕾の時期はピンク色ですが、花弁を開くと白色で、花の中央部分が蕾の色に近い色となっています。
この花がきれいでよく街路樹や公園などに植えられていますが、毒素を持っているということはあまり知られていないかもしれません。
本土の「キョウチクトウ」は夏の花ですが、「オキナワキョウチクトウ」は5月頃に花を咲かせ始めます。
中には年中咲いているものもあるようです。
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「オキナワキョウチクトウ」は、別名「ミフクラギ」といいます。
花や葉を折ると白い樹液が出てきますが、これが目に入ると腫れることから由来しています。(めがふくらむ→ミフクラギ)。
原産地はインド、マレー半島で、日本では奄美大島以南から琉球各島に分布する常緑高木。キョウチクトウ科の仲間です。
沖縄では国道沿いや公園などに植えられていて、海岸などでもよく見かけることができます。
枝の先に細長い葉をつけ、花は5月頃から白い花が咲き始め、夏にピークを迎えます。
果実はマンゴーのような形をしています。
中身が繊維質になっていて海水に浮いて遠くへ分布、九州南部や関東にも流れ着くことがあるそうです。
また、強力な毒性を利用して、魚毒や殺鼠剤の原料に用いられます。
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クフェアは、ミソハギ科 の植物でメキシコを中心とした南北アメリカが原産地です。
アメリカ大陸の熱帯~亜熱帯に250種類分布しますが、日本で存在するのは数種しかありません。
ピッソビフォリア(和名:メキシコハナヤナギ)・・・筒状になった萼(がく)の先端に小さな紫色の花を咲かせる。
イグネア(和名:ベニチョウジ)・・・筒状になったがくが濃い橙色になり、その先端が白くなる。
以上の2種が日本でよく出回っているそうです。写真のクフェアは色で見分けると、ピッソビフォリアということになります。
常緑低木で、横広がりに分枝し、花は小さく、5月~11月頃に咲くそうです。
鉢植えや庭の花壇などに植えられ、園芸として楽しめます。
耐寒性は無いそうですが、5度以上あればいいそうなので、沖縄では年中野外で育てられます。
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沖縄では、梅雨が明けてからは毎日真夏の日差しが続いています。
沖縄気象台の発表では、向こう一週間30度以上の気温が続くそうです。
雲が多く、時折雨が降ることもある沖縄ですが、夏真っ盛りの日々。
そんな中、脱皮直後のセミを発見しました。
時間は夜9時頃。これは夜の間に羽を伸ばし、敵の現れる朝までには飛行できる状態にするためだそうです。
成虫期間は1~2週間ほどと言われていますが、これは成虫の飼育が困難ですぐ死んでしまうことからきた俗説で、野外では1か月ほどとも言われています。
ちなみに幼虫の姿で地中に長い間過ごすことはよく知られていますが、実際に卵を産むのは樹皮の穴。そこからふ化し、地中に潜るのだそうです。
そしてこれはほとんどの人が知っていることだと思いますが、真昼の暑い時間帯に鳴くセミは少なく、比較的涼しい朝夕の方が多くの種類の鳴き声が聞かれます。
沖縄では、毎年6月23日を太平洋戦争における沖縄戦の終結した日として、慰霊の日に制定しています。
今年は戦後65年の節目を迎えます。
沖縄戦での20万人以上の犠牲者をはじめ、海上、海外で亡くなった戦没者の冥福と世界の恒久平和を願い、糸満市摩文仁の平和祈念公園では、今年も沖縄全戦没者追悼式が行われました。
管直人首相、仲井間沖縄県知事をはじめ、普天間基地のある宜野湾市市長、移設先として候補に挙げられている辺野古がある名護市市長が参列。
米軍普天間飛行場返還・移設問題で、鳩山由紀夫前首相が名護市辺野古崎への移設方針を決定し、菅直人首相が継承していることへの県民の反発は強く、菅首相が「沖縄のご負担がアジア太平洋地域の平和と安定につなつがってきたことについて、率直にお礼の気持ちを表させていただきたい」と述べたのに対してヤジも飛びかっていました。
写真は糸満市の平和祈念公園内。平和祈念資料館と平和の礎。
「西平安名崎」は、宮古島の最西端であるとともに、最北端の岬でもあります。
地名は宮古島市平良狩俣。
「東平安名崎」が、ユリの咲き乱れる景勝地で有名な観光地とは対照的に、展望台とその周りが整備されているだけ。
写真の右奥が展望台です。
また、展望台からは伊良部島と池間島・池間大橋を臨むことができ、荒々しい東平安名崎とは対照的な穏やかな景色が広がっています。
風力発電が立てられ、西平安名崎の名物ともなっています。
この風車は、2002年の台風16号や2003年の台風14号で倒壊してしまいますが、現在は復旧し、稼働しています。
宮古空港から車で1時間もあれば着ける距離なので、時間があまり無いときでも、宮古島の穏やかな海を見るにはもってこいの場所。
西平安名崎の地図はこちら。
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2010年、沖縄の全国一早い梅雨明けは、本日6月19日午前11時に発表されました。
沖縄気象台は、向こう1週間も高気圧に覆われて晴れる予想から、沖縄地方の梅雨明けを宣言。
平年は「23日の慰霊の日」頃に明ける予想ですが、それよりも4日早く、また昨年に比べ、17日早い梅雨明けとなりました。
ただ、「梅雨明けしたと、みられます」と曖昧な表現通り、雲は若干多め。
湿度も70%以上と高く、蒸し暑い陽気となりました。
これから沖縄地方は夏本番を迎え、厳しい暑さの日々が続くでしょう。
ちなみに梅雨の間に降った降水量は、那覇で同期間の平年値の2倍を超す761.5ミリに達するなど、沖縄本島を中心に平年を上回ったそうです。
そのおかげで、早い梅雨明けとなったにも関わらず、ダムの貯水率は現在99.5%。
これも平年の90.4%を上回る数字となりました。
1905年、当時は日露戦争時代でした。
日本は、ロシアのバルチック艦隊の出現に備え、連合艦隊では猛訓練に励み、待ち受けることになりましたが、敵艦隊が何処に現れるかが大きな問題となっていました。
5月23日、バルチック艦隊が宮古島付近を北上している情報が帆船乗りの青年に発見されました。
しかし、日本の連合艦隊に報告する手段が当時の宮古島には無く、通信手段のある石垣島へ、漁師5人が荒波の中およそ170kmの距離をサバニで渡ることになりました。
漁師5人は命がけの航漕15時間、陸上を5時間かけて石垣島電信局に至り電報を発信。
しかし、それよりも早く仮装巡洋艦・信濃丸による連絡が早かったため、この情報が役に立つことはありませんでした。
昭和に入り、この忘れられた事実が判明し、5人は沖縄県知事より顕彰され、宮古島や石垣島では英雄として称えられています。
写真は、サバニを5本の柱で支えるコンクリート製のモニュメントが建てられている「久松五勇士顕彰碑」。
久松五勇士顕彰碑の地図はこちら。
宮古島の各地域には、警察官の人形が、交差点などで交通安全のための監視をしています。
ちゃんと名前があって、「宮古守くん」又はカタカナで「宮古マモルくん」など表示される呼び名はそれぞれありますが、本名は「宮古島まもる」だそうです。
宮古島警察署の前を始め、城辺(比嘉)、平良(西原)やドイツ村の道の前で監視中。
宮古島では知らない者はいないほど有名で島民のアイドル的存在で、宮古まもるくんをデザインしたTシャツやストラップが作られたり、CDが制作されるほどです。
24時間365日、交通安全に努めています。
履歴書(?)には平成8年、父・宮古警察署(母・宮古島地区交通安全協会の間に生まれる)とありました。
現在、兄弟は19名で、宮古島、多良間島、伊良部島に配置されています。
宮古島を訪れる際には、ぜひ注目してもらいたいキャラクターです。
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宮古馬(みやこうま)は、宮古島で飼育されてきた日本在来種の馬のこと。
普通の馬に比べて小型で、体型はおよそ110cm~120cm。ポニーのような大きさ。
13世紀頃から飼育され、14世紀頃には中国へ輸出していたそうです。
蹄が堅いため、サンゴ石の道路や、表土の薄いサトウキビ畑での農耕に適しており、明治時代に宮古島でサトウキビの栽培が始められると、農耕馬として活躍。
1991年1月16日に沖縄県の天然記念物に指定されました。
現在はサトウキビ栽培の機械化などの原因により、数が少なくなってきていますが、西平安名崎の放牧場や荷川取牧場などで、観光用として飼育されています。
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