「アフリカマイマイ」は巻貝の仲間で、日本では沖縄本島、石垣島、宮古島、徳之島、奄美大島や、小笠原諸島の父島、母島、南鳥島などに分布しています。
「アフリカマイマイ」には寄生虫がいて、人間に寄生した場合、、好酸球性髄膜脳炎を引き起こす危険があり、外来生物法で「要注意外来生物」に指定されています。
夜行性で昼間は草地や林縁部などの土中に潜んでいて、夜になるとエサを求めて移動します。
のろいカタツムリのイメージとは異なり、移動速度はかなり速く、一晩で50m以上も移動するそうです。
あまりイメージの良くない「アフリカマイマイ」ですが、日本に持ち込まれた目的は「食用」だったそうで、今でも台湾や中国で食用利用されているようです。
念のため、道端などで発見した際には触らないでください。
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勝連城は、琉球王国が安定していく過程で、国王に最期まで抵抗した有力按司(あじ)阿麻和利が住んでいた城として有名です。
正確な記録はないが、勝連城には10代の城主がいたとされています。
3代目の勝連按司の娘は、のちの中山王察度に嫁入りし、三山が統一してからは、尚巴志の二男尚忠の妃に勝連按司の娘を迎えるなど王府との関係をもつようになりました。
9代目の茂知附按司は、阿麻和利によって倒され、その後ますます勝連は発展していきました。
阿麻和利はクーデターを起こし、琉球を統一しようとしましたが、王府の軍によって滅ぼされました。
沖縄の古い歌謡集「おもろさうし」では、当時の繁栄をみることができるようです。
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勝連城跡は、1972年5月に国指定史跡となり、2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして、他8つの文化財とともに世界遺産登録が正式に決定されました。
指定面積は131,774.68㎡。
最近ではきれいに整備され、たくさんの人が訪れているようです。
それに伴い、勝連城跡の模型や休憩所、駐車場が完備され、要望があれば案内なども無料で行っているようです。
まだまだ保存修理事業、発掘調査が実施されていて、現在も継続中です。
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恩納ナビーの歌碑は、恩納村万座毛の駐車場付近にも建てられています。
「波の声もとまれ 風の声もとまれ 首里天がなし 美御機拝ま」
「波も風も穏やかになってほしい。はるばる国王が万座毛に立ち寄られるのだから、そのお顔を拝みたいものだ」
国王が北部巡視途中、恩納村に立ち寄った際に万座毛の広場には国王のお顔をひと目見ようと、大勢の人が集まりました。
その時に謳ったものです。
このときの国王尚敬王は、万人が集まり座っている光景を目にして、ここを万座毛と名づけました。
沖縄の書家、謝花雲石氏による書だそうです。
恩納ナビーの歌碑の地図はこちら。
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「沖縄IT津梁パーク」は、沖縄の新しいIT産業の拠点を目指し、情報通信産業の推進や人材育成などの活性化を目的としています。
「津梁(しんりょう)」とは、アジアとの架け橋を意味しているそうです。
写真にうつっているのは「中核機能支援施設」です。
他に「民間IT施設」、「居住空間」、「ショッピングストリート」などが整備されています。
平成20年度当初に事業者を公募、後半から整備開始。
そして平成21年度当初から一部供用が開始されました。
沖縄IT津梁パークの地図はこちら。
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「ハリセンボン」は、沖縄の方言で「アバサー」といい、食用に利用されています。
フグの仲間ですが、毒は持っていません。
沖縄では、「アバサー」を玄関先で魔除けとして吊るす風習があります。
沖縄料理居酒屋などで、吊るしてあるのを見かけます。
写真は、滅多に見かけないのですが、車の後ろに吊られていました。
「アバサー」は釣りあげると、フグと同じように、水や空気を吸いこみ体を大きく膨らませます。
膨らむとトゲが立ち、イガグリのようになるので、吊るす時はその状態で吊るします。
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「恩納ナビー」の生誕地は恩納村で有名ですが、その中の恩納区には生誕の碑が建てられています。
毎年11月には女性だけで踊る伝統行事「ウシデーク」が催され、女性たちが五穀豊穣(ほうじょう)や集落安泰などを願って、歌い踊ります。
1928(昭和3)年11月10日に「恩納ナビ歌碑建立式典」を開いたことをきっかけに、毎年この日にウシデークを開催しているようです。
一度中断されたが、1977年に集落が一体となって復活させました。
ナビーは農家出身のため確固とした資料もなく、伝説上の人物とも云われていますが、このように恩納村にはナビに関する話や、ナビの生家跡・マッコーヤー(屋号)を示す石碑がキビ畑の一角にたてられています。
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「沖縄そば」は、今では全国に名を広めている、沖縄の特産品です。
各製麺所で作られている麺ですが、定義があるようです。
1 . 沖縄県内で製造されたもの
2 . 手打式(風)もの
3 . 原料小麦粉はタンパク質11%以上灰分0.42%以下
4 . 加水量は小麦粉重量に対し34%以上~36%以下
5 . かんすいはボーメ2度~4度
6 . 食塩はボーメ5度~10度
7 . 熟成時間は30分以内
8 . めん線はめんの厚さ1.5~1.7ミリ切葉番手 薄刃10番~12番
9 . 手もみは裁断されためん線は、ゆでる前に必ず手もみ(工程)を行う
10. ゆで水のPH8~9
11. ゆで時間は約2分以内で十分可食状態であること
12. 仕上げを油処理してあること
これらを満たしていれば、長さも太さも自由。製麺所の特徴がはっきりしている麺もあります。
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「ジーマーミ豆腐」は、味噌汁やチャンプルー料理に使われる豆腐とは違います。
木綿豆腐でもなければ、絹ごし豆腐でもありません。
つるっとした食感が特徴で、原料は落花生。
琉球王朝時代には、宮廷菓子として扱われていました。
現在は沖縄を代表する食材として全国にも名を広げています。
ちなみに名前の「ジーマーミ」は沖縄の方言で地中で実になる落花生のことを「地豆」と呼んでいたことが由来になっています。
スーパーで豆腐コーナーで売っていますが、家庭でもよく作られたりします。
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恩納村には、女流歌人「恩納ナビー」が謳った琉歌の碑が各所に建てられています。
その代表作の一つが、「恩納松下の歌碑」。
『恩納松下に
禁止の牌のたちゆすて
戀しのぶまでの 禁止やないさめ』
当時の農村では、夜間野外で男女が歌の掛け合いをする「毛遊び」が盛んに行われていました。
その農村に、突然中国冊封福使一行が北部巡りで恩納番所で一晩泊ることになったため、王府より「風紀の乱れを取り締まる目的」で立て札がたちました。
それを見たナビーの皮肉った歌だそうです。
意味は「恩納番所の松の木の下に、禁止事項の札が立てられたが恋をするなという禁止事項まではあるまい」。
歌碑の隣の松の木は松食い虫にやられてしまったため、現在は二代目の松だそうです。
恩納松下の歌碑の地図はこちら。
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