沖縄の「島バナナ」は、普段私たちがスーパーや八百屋さんで目にする輸入バナナの約半分ほどの大きさ。
モンキーバナナと同じくらいの10~15cmほどの長さですが、モンキーバナナとは違います。
マレー原産のバショウ科に属し、輸入バナナよりも甘みと酸味が強いのが特徴。
1870年頃から小笠原諸島より伝わったそうですが、お店で見かけることはあまりなく、普通の民家や畑で見かけることができます。
たまにお店に出ると高額な値段がつきますが、それは「島バナナ」が産業化しておらず、流通ルートが確立していないために、流通の過程で非常に高いコストがかかるためです。
よって、「島バナナ」は本土の人にとっては「幻のバナナ」とされることも多いようです。
沖縄県の特産品の一つ、「ドラゴンフルーツ」が収穫の時期を迎えています。
「ドラゴンフルーツ」は見た目はサボテンのようで、属性もサボテン科ヒモサボテン属です。
原産は南メキシコ、中央アメリカ諸国で、日本では沖縄や九州で栽培されています。
7月から11月までの時期に数回収穫されるようです。
果実の中身は主に赤と白があり、わずかな形の違いから見分けることができます。
ちなみに中身が赤の果実はほんのり甘く、白の果実はさっぱりした酸味のようです。
両者ともに種子ごと食べられるため、キウイフルーツのような食感。
栄養素は、アルプミン、アントシアン、ブドウ糖、リン酸、ポリフェノール、食物繊維、カロチン、カルシウム、鉄、ビタミンB1・B2・B3、ビタミンCなどで、美容に良いフルーツとして注目されています。
食べる際、中身が赤い果実は色素が非常に強く、服につくと洗っても落ちないようなので気をつけましょう。
「沖縄そば」は有名ですが、沖縄には離島ならではの地方そばも味わいがあります。
その中の一つ「宮古そば」。
基本的に、「沖縄そば」の中の「宮古そば」ということになります。
そば粉ではなく、小麦粉100%使用するところは、沖縄そばも宮古そばもその他の地方のそばも同じ。
沖縄本島の麺が、やや平べったいのに対して、離島はやや細めです。
他にもだしのとり方や麺の打ち方にも、地方の違いが現れるようです。
また店によっても、麺にヨモギを練りこんでいたり、だしは濃いめとあっさりを選べるなど、それぞれの独自の売りを出していて、今では、数えるとキリがないくらい、たくさんの種類の沖縄そばが存在します。
那覇市首里にある「御殿山(うどぅんやま)」というそば屋さん。
築100年以上という、昔の沖縄の家を改装して営業しています。
少しわかりにくい場所ですが、観光客にも地元人にも人気があって、お昼時はいつも忙しそう。
つきっきりで燃やしたガジュマルの、灰汁(アク)が練りこんであるという「木炭そば」を売りにしています。
庭には沖縄ならではの植物がきれいに手入れされていて、テーブルと椅子が用意されているので、そこでも食べることができます。
麺は少し固めで、あっさりした汁の沖縄そばの他に、ジューシー、煮付け、ぜんざいもあるので、沖縄の味を充分に楽しめます。
営業時間は11時30分~16時ですが、売切れ次第終了。
どうせ沖縄そばを食べるなら、こういう雰囲気の中で味わってほしいです。
御殿山(うどぅんやま)の地図はこちら。
沖縄県内には、「道の駅」という道路利用者の休憩所や地域情報発信施設が、国頭村、大宜味村、名護市、読谷村、嘉手納町にあります。
2008年12月、豊見城市に、県内南部では初、県内全体では6駅めが誕生しました。
その名も「道の駅・豊崎」。
窓口に案内人が常駐し、施設内のガイドや観光情報、イベント情報を提供しています。
JAおきなわ食菜館「菜々色畑」が隣接しており、農家から直接仕入れた新鮮野菜や果物があり、食事なども楽しめるようです。
周辺にはあうとれっとモール「あしびな~」や大型ショッピングセンターなどが立地しており、最近観光拠点として開発が著しい豊崎。
空港から近い場所にあることも好条件で、これから発展していくことでしょう。
道の駅・豊崎の地図はこちら。
「泊いゆまち」とは、水産物流通総合センターのことで、那覇市の泊漁港内にあります。
その日水揚げされたばかりの新鮮な魚が、泊いゆまち内にある複数の鮮魚店によって販売されています。
中に入ると、そこの光景はまさに市場。まるで平和通りの公設市場にいるようです。
沖縄独特のカラフルな魚や、びっくりするような大きな魚まで見ることができます。
ガラス張りの解体処理室もあるので、時間が合えばマグロなどの解体を見学できるようです。
朝の6時~夕方まで年中無休。駐車場も完備。
時にはスーパーではなく、朝早く起きて、「泊いゆまち」で新鮮な魚を購入してみてはいかがでしょうか。
泊いゆまちの地図はこちら。
サトウキビは、沖縄の特産品の中で最も有名です。
沖縄方言で「ウージ」といい、砂糖の原料になるもの。サトウキビから黒糖が作られます。
そのサトウキビが、今の時期、先端から穂を出しています。
一見ススキと見間違うような穂です。今の時期に穂が出るサトウキビは大体春に植えたもの。
もう少しすると、キビ狩りで忙しくなるはずです。
サトウキビを絞った汁から砂糖を取除いた液体はそのまま捨てず、、これを発酵させてエチルアルコールを取り出し、自動車燃料の一部として使う研究が日本国内でも行なわれています。
原油高による需要が急増中で、サトウキビはこれまで以上に価値のあるものになるかもしれません。
ドラゴンフルーツはサボテン科の果実で、メキシコや中南米が原産となっています。
ピタヤという果実の一種で、東南アジア、台湾、中国南部で主に栽培されています。日本では、沖縄や九州地方。南国フルーツです。
写真の果実の皮はピンクに近い赤色で、主にそれが出回っていますが、黄色もあるようです。
切ってみると、白または赤のゼリー状の果肉にゴマのような黒い種子が一面に見えます。その種子も、キウイフルーツと同じように食べられます。
ドラゴンフルーツは、とても強いサボテンなので、寒さに弱い以外はとくに手がかからないようです。沖縄でも、民家の庭で栽培しているのを見かけたりします。
栄養素は、アルプミン、アントシアン、ブドウ糖、リン酸、ポリフェノール、食物繊維、カロチン、カルシウム、鉄、ビタミンB1・B2・B3、ビタミンCなど豊富。健康食品として注目されています。
てびち汁は、数多くある沖縄料理の1つです。
豚の足を「てびち」といい、それをやわらかく煮込んだ汁物のことです。
「ティビチ」「足てびち」などともいわれます。
見た目はまさに豚の足なので、人によって好き嫌いがありますが、細胞を若返らせ、動脈硬化を防ぐ効果があるコラーゲンがたくさん含まれているので、徐々にその名を浸透させているようです。
また、沖縄は昔、貧困のため材料を無駄にせず工夫して食べていました。それゆえ、豚の足だったり、顔だったり、内臓までもが料理として並ぶのです。
ちなみに沖縄のおでんには、てびちが入っています。コンビニのおでんでも普通に売っているのでてびちは身近な食材となっています。
南風原(はえばる)町に本店を持つ「ちらー小」。
とんかつ、そば、ジューシーなどを主に提供している琉球料理屋さんです。
そばは550円から。ソーキそば、野菜そば、てびちそばなど種類も豊富。
定食はトンカツ定食、ヒレカツ定食、チキンカツ定食でこちらも豊富な種類。お値段は700円から。
他にも「ぼろぼろジューシー」という、炊き込みご飯のおじやみたいなものも、人気があるようです。
平日は11時から22時まで開いています。祝日は10時半開店。
駐車場も広く、20台ほど入りますが、お昼時にはいつも満車状態。人気のお店です。
年中無休で席数も多いので、家族連れがよく利用しています。
ちらー小(本店)の地図はこちら。