伊平屋島にある「クマヤ洞窟」は、江戸時代の学者、藤井貞幹が「天の岩戸は伊平屋島にある」と発表して以来、次々と学者や研究者が訪れ、昭和33年に史跡文化財に指定されました。
全国に数ある「天の岩戸」伝説最南端の地。
クマヤの呼び名の由来は、天の岩戸伝説で大昔に神々の争いをみかねた天照大神が、洞穴にこもってしまうエピソードからだそうです。
神が穴に籠っていた=籠穴(クマヤ)。
地質学的に言えば、この洞窟は今から2億8000万年前にできた珪岩質(チャート)という固い岩が、波や風の力によって浸食されて空洞になったものだとか。
沖縄に多数ある石灰岩質の洞窟とは異なるものです。
薄暗い洞窟内は涼しく、神秘的です。
クマヤ洞窟の地図はこちら。
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「念頭平松」とは、伊平屋島にある樹齢260年の琉球松のこと。
伊平屋島のシンボル、観光名所となっています。
高さ8m、最長幅14,5m、幹の太さは3,7m。
昭和33年に県の天然記念物に指定され、周りは整備された公園となっています。
念頭平松が植えられるはるか昔、「兄松」とよばれる琉球松があったそうですが、盗伐されてしまいます。
聖なる松を盗伐した男は間もなく死んでしまったが、その後に盗伐者の弟や親類の者が「お詫びに」と植えたのが現在の松だという話があります。
念頭平松の地図はこちら。
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「伊江島」は沖縄県国頭の「伊江村」からなる島です。
沖縄本島、本部(もとぶ)半島の西方10キロメートルに位置し、面積は22.73平方km。
主に琉球石灰岩から構成され、平面地ではありますが、写真で見るように島の真ん中に城山(ぐすくやま)、通称「伊江島タッチュー」は古生層チャートの残丘。
交通手段は本部港からの船便と航空便。航空便は定期路線はありません。
船便は本部港からおよそ30分で行き来できるので、日帰りができる離島としても人気がありますが、島の北西部には在日米軍の伊江島補助飛行場があるなど、基地の島でもあるのです。
現在は島の約35%が基地となっていますが、島民の反対により返還されるまで一時期は約半分が基地だったそうです。
戦跡や施設も多く残っており、修学旅行としても利用されることが多い島です。
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「西平安名崎」は、宮古島の最西端であるとともに、最北端の岬でもあります。
地名は宮古島市平良狩俣。
「東平安名崎」が、ユリの咲き乱れる景勝地で有名な観光地とは対照的に、展望台とその周りが整備されているだけ。
写真の右奥が展望台です。
また、展望台からは伊良部島と池間島・池間大橋を臨むことができ、荒々しい東平安名崎とは対照的な穏やかな景色が広がっています。
風力発電が立てられ、西平安名崎の名物ともなっています。
この風車は、2002年の台風16号や2003年の台風14号で倒壊してしまいますが、現在は復旧し、稼働しています。
宮古空港から車で1時間もあれば着ける距離なので、時間があまり無いときでも、宮古島の穏やかな海を見るにはもってこいの場所。
西平安名崎の地図はこちら。
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1905年、当時は日露戦争時代でした。
日本は、ロシアのバルチック艦隊の出現に備え、連合艦隊では猛訓練に励み、待ち受けることになりましたが、敵艦隊が何処に現れるかが大きな問題となっていました。
5月23日、バルチック艦隊が宮古島付近を北上している情報が帆船乗りの青年に発見されました。
しかし、日本の連合艦隊に報告する手段が当時の宮古島には無く、通信手段のある石垣島へ、漁師5人が荒波の中およそ170kmの距離をサバニで渡ることになりました。
漁師5人は命がけの航漕15時間、陸上を5時間かけて石垣島電信局に至り電報を発信。
しかし、それよりも早く仮装巡洋艦・信濃丸による連絡が早かったため、この情報が役に立つことはありませんでした。
昭和に入り、この忘れられた事実が判明し、5人は沖縄県知事より顕彰され、宮古島や石垣島では英雄として称えられています。
写真は、サバニを5本の柱で支えるコンクリート製のモニュメントが建てられている「久松五勇士顕彰碑」。
久松五勇士顕彰碑の地図はこちら。
宮古島の各地域には、警察官の人形が、交差点などで交通安全のための監視をしています。
ちゃんと名前があって、「宮古守くん」又はカタカナで「宮古マモルくん」など表示される呼び名はそれぞれありますが、本名は「宮古島まもる」だそうです。
宮古島警察署の前を始め、城辺(比嘉)、平良(西原)やドイツ村の道の前で監視中。
宮古島では知らない者はいないほど有名で島民のアイドル的存在で、宮古まもるくんをデザインしたTシャツやストラップが作られたり、CDが制作されるほどです。
24時間365日、交通安全に努めています。
履歴書(?)には平成8年、父・宮古警察署(母・宮古島地区交通安全協会の間に生まれる)とありました。
現在、兄弟は19名で、宮古島、多良間島、伊良部島に配置されています。
宮古島を訪れる際には、ぜひ注目してもらいたいキャラクターです。
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宮古馬(みやこうま)は、宮古島で飼育されてきた日本在来種の馬のこと。
普通の馬に比べて小型で、体型はおよそ110cm~120cm。ポニーのような大きさ。
13世紀頃から飼育され、14世紀頃には中国へ輸出していたそうです。
蹄が堅いため、サンゴ石の道路や、表土の薄いサトウキビ畑での農耕に適しており、明治時代に宮古島でサトウキビの栽培が始められると、農耕馬として活躍。
1991年1月16日に沖縄県の天然記念物に指定されました。
現在はサトウキビ栽培の機械化などの原因により、数が少なくなってきていますが、西平安名崎の放牧場や荷川取牧場などで、観光用として飼育されています。
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「モンテドール」は、宮古島では有名なケーキ屋さんです。
「バナナケーキといえばモンテドール」と言われるくらい、その名は知れ渡っています。
バナナケーキといっても、「黒糖バナナケーキ」、「珈琲バナナケーキ」など数種類あり、パインケーキやマンゴーケーキなどもあります。
本店は宮古島のようですが、石垣島に自社製菓工場があり、モンテドールの石垣島オリジナル製品も。
インターネットでの販売も行っていて、全国発送が可能ですが、一部商品は人気がありすぎて生産が間に合わず販売停止状態だとか。
お店の顔でもある「バナナケーキ」は、第23回全国菓子博覧会で名誉総裁賞受賞した商品です。
モンテドールの地図はこちら。
「ひらりん公園」は、宮古島市平良(ひらら)の平良港近くにあります。
「2003年7月、海の日記念」と彫られています。
港が目の前にあるので、大きな船が行き来するのを見ることができます。
ベンチに座り、宮古の青い海と青い空を眺めながらのんびり出来る場所。
ヤシの木や熱帯植物も植えられています。
遊具などはあまりなく、散歩したり、又は休憩場所といった感じです。
海沿いの、横広い公園。
ひらりん公園の地図はこちら。
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「伊良部大橋(いらぶおおはし)」は、沖縄県宮古島市の宮古島と伊良部島とを結ぶ予定の橋。
現在はまだ未完成ですが、宮古島市のトゥリバー地区から望んでみました。
2013年の開通を目指して工事が着々と進んでいます。
写真の右奥にあるのが伊良部島。
橋がまだ途中なのが分かります。
全長3,540mで、完成すれば、2005年に完成した古宇利大橋(こうりおおはし)を抜き、通行料金を徴収しない橋としては日本最長となります。
伊良部大橋(建設中)の地図はこちら。
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