シーシ

10月 30, 2009

si-si.jpg新都心の沖縄県立博物館・美術館に行くと、建物の入り口を入る前に出迎えてくれるのが「シーシ」。

「シーサー」は守り神として有名ですが、「シーシ」は滅多に聞くことがありません。

昔、村落の出入口に魔除けとして置かれたものだそうですが。

元々、シルクロードの時代、西域ではライオンのことを「シ(SHE)」と読んでいたそうです。

中国で「獅子」という漢字が当てられ、この獅子の文字が沖縄に伝来し、シーサーあるいはシーシと沖縄風に発音されていると考えられていることから、「シーサー」と同じもの、と考えていいかもしれません。

実際「シーサー」のことを八重山諸島では「シーシ」と言うそうです。

sisimai.jpg獅子舞は、沖縄に限らず日本全国でそれぞれの文化として広まっています。

元々は中国から伝わったものなので、もちろん沖縄にも存在します。

写真は那覇空港の荷物受け取りロビーにて。

獅子舞を担う後継者不足などの問題もあり、県内各地域では、保存と普及のために各イベントや行事を催しています。

県内の主な獅子舞保存会は、佐敷町をはじめ、金武町金武、西原町我謝、中城村津覇、東風平町志多伯、今帰仁村謝名の六地域。

他県との交流も盛んに行われているようです。

座を清め、邪気をはらう意味が込められているので、夏になると豊年祭や旧盆のエイサーに混じって獅子舞が踊っている様子も見かけることができます。

沖縄では高気圧の影響で、2月下旬とは思えないほどの陽気。

しかし「暑い暑い」と言っているのは人間だけではないようです。

ひめゆりの塔や城跡など、観光スポットが多い本島南部、糸満市でこんなシーサーを見つけました。

ハート型?蝶型?のサングラス。ただのサングラスじゃ強面シーサーになってしまうからなのか、可愛らしいサングラスで強い日差しをシャットアウト。

こげ茶色はまるで日焼けのようで、沖縄ではシーサーも立派な島んちゅ。

お土産屋さんの入り口に、看板娘?のように座っています。

愛嬌たっぷりのシーサーが、糸満市にて観光客、地元人を和ませます。

吉の浦公園の、入り口の門でドーンと構えている

シーサーを発見。

2対の雌雄のシーサーは大きく、門の上で見下ろしている形で、大人の身長も軽々超えます。

オスが口を開けてマジムン(魔物)を威嚇している姿はさらに迫力がありました。

写真ではシーサーの毛並みがはっきりとわかると思います。

普段、よくよく観察してみないとわからないシーサーの毛並み。

渦を巻いていて、まるで天然パーマのようです。

沖縄県内のシーサーのほとんどは、こういう毛並みで表現されています。

シーサーベンチ

11月 27, 2008

皆さんご存知のシーサーが、ベンチとして海軍壕公園の休憩所にありました。

シーサーは元々、守り神・魔除けとしての役目があります。

現在は、お土産用にカラフルなシーサー、

インテリア用にお茶目なシーサーもよく見かけることができ、街中においてもこういう形で

お目にかかれます。

もはや守り神・魔除けの意味だけでなく、インテリアなど目を楽しませてくれます。

こういうベンチを見ると、普通の簡易椅子ではなく、シーサーベンチに座りたくなりますね。

宮古島の埋立地に、このシーサーが門番のように立っていました。

貝殻を敷き詰めた台の上に、ドーンと。

まるで見張り番。

貝殻を敷き詰めた台は、いかにも海がきれいな宮古を象徴しているようです。

この台だけでも2m近くあり、その上に乗るシーサーもかなりの大きさ。

これが2対ありました。

これからの埋立地を見守っていくシーサーです。

沖縄のシーサーは通常、門にあるか、屋根の上にあるか、

昔はどちらかでした。

今ではお土産用に小さく可愛くなったり、カラフルだったり、

面白い顔をしているシーサーも数多く見かけますが、

写真のシーサーは赤瓦の屋根の上に乗っていて正に

「守り神」そのものです。

沖縄の青い空をバックに、凛々しく遠くを見つめています。

日に焼けても雨が降っても、家を守り続けるシーサーは沖縄の歴史を見てきたのかもしれません。

でもこうして見ていると屋根の上に乗った猫にも見えてきてしまいます。

本格シーサー

7月 8, 2008

ロワジールホテルの裏口のシーサーです。

これぞ本格的なシーサー。

表情、毛並み、立ち振る舞いまで、モデルになっている獅子そのものです。

写真に写っているシーサーは、口を大きく開けて魔物を威嚇しているのでオス。

もちろん反対側にも、口を閉じて幸せを逃がさないようにしているメスがいました。

近頃は可愛らしいシーサー、色鮮やかなシーサーも目立ってきて、厳格で重みのあるシーサーを見かけることが少なからず減ってきたように思います。

それでも、こういう本格的なシーサーを時々見かけると気が引き締まる感じがしてやっぱりいいものです。

噴水シーサー

6月 30, 2008

美ら海水族館のある海洋博記念公園で、噴水シーサーを見つけました。

水族館より少し離れて、総合案内所やお土産屋さんが入っている建物の広場に噴水があります。

よくよく見るとシーサーの口の中から水が出ていました。

この日は梅雨明けしたばかりでとても暑かったのですが、ここにいるシーサーたちはとても涼しそうです。

大きく口を開けた表情も可愛らしいものがあります。

沖縄ならではの噴水です。

カラフルシーサー

6月 15, 2008

赤と黄色が映えるカラフルなシーサーです。

大きさはそれほど大きくなく、ちょっとしたお土産などにいいかもしれません。

本棚などのちょっとした隙間、机の上に置いてもふとした時に見ると和みますね。

お土産屋さんでは、この色の他にも様々な色、大きさのシーサーが店頭に並んでいます。

自分の好きな色、ラッキーカラー、インテリアに合う色など選び方は人それぞれ。

オスとメスが対になっているのが基本のシーサーですが、現在はあまり作り手もこだわらないようです。

でもやはり対になって向かい合ってると可愛いですね。