中城城跡の城壁に琉球石灰岩を使用されていることはご存知でしょうか。

琉球石灰岩は南西諸島に広く分布している地層のことで、さんご礁のはたらきで形成されたものです。

沖縄県では約30%の土地が琉球石灰岩で占められているそうで、県外だと鹿児島県の宝島の北側、喜界島、沖永良部島、与論島にて存在が確認されています。

中城城跡の琉球石灰岩を使った城壁は、沖縄では唯一完全に近い形で残された貴重な遺跡で、1972年5月には国の史跡に指定されています。

「琉球石灰岩」という名がつけられたのは1925年ですが、沖縄では古くから道の石畳や家の周りの石垣に利用されてきました。現在でも、道路舗装用のアスファルトに混ぜる骨材として使われていますが、琉球石灰岩を用いた石畳や道路は、雨で水に濡れると非常に滑りやすくなるという欠点もあるようです。

リュウキュウマツは、沖縄県の県木に指定されていまうす。

別名、リュウキュウアカマツ。琉球時代に植樹されたそうです。

名前の通り、マツ科の針葉樹で、その姿形は沖縄の青い海とマッチします。

写真は離島の展望台で撮ったもの。

高いものになると,25メートルもの高さに成長するようです。

松食い虫の被害や、パイン産業の勃興により山地が開墾され、松が

枯死したものも非常に多いことから、年々減少してきているともいわれています。

今帰仁村や久米島、伊平屋島の並木が有名です。

那覇市の平和通りにある公設市場の中のレストランは有名ですが、皆さんは泡瀬漁港をご存知でしょうか。

実は沖縄市にも、獲ったばかりの魚などを料理してくれる所があるんです。それが泡瀬漁港にある、パヤオ直売店。

私は行ったことがないですが、「新鮮な魚をさばいて調理してくれるところ」「ボリューム満点♪」「安さが自慢」の三拍子がそろった場所だそうです。

泡瀬漁港の周りにも新鮮な魚介類を料理して提供している飲食店は多いらしく、案外、穴場なのかもしれません。

写真は、まだ真っ暗な中、海人(うみんちゅ)たちが漁に出る船です。

これらの船で、今日も私達の食卓に並ぶであろう魚を獲ってくるのでしょうか。

泡瀬漁港の地図はこちら。

皆さんご存知のように、「豊見城市」はその前は「豊見城村」でした。

呼び方は「とみしろ」と読んだり、「とみぐすく」と読むものもあります。

「日本一人口の多い村」とされていましたが、2002年、単独で「村」から「町」を飛び越えて一気に「市」へ。現行の地方自治法に基づいて「村」が「市」となった初めての例だそうです。

沖縄本島の南部にあり、那覇市の隣接市として、現在人口増加率が著しい街です。

空港に近い瀬長島も豊見城市の域で、野球場、ビーチ、ゲームセンターなどがあり、市民の憩いの場として親しまれています。現在観光地として工事着工が計画されているようです。

ちなみに「アウトレットモールあしびなー」や「TOMITON」も豊見城市内です。

豊見城市の地図はこちら。

「Y」ナンバー

9月 27, 2008

どの車にもついているナンバープレート。

沖縄では、ひらがなの部分が「Y」となっている車をよく見かけます。

知っている人も多いかもしれませんが、Yナンバーは米軍関係の車ということを示しています。

他にもE (本国から持ち込まれた車)、A (オートバイ・軽自動車)などのアルファベットが書かれています。

このYナンバーが、沖縄では米軍関係の問題のひとつ。

車庫証明なしで自動車登録されていることから、もしYナンバーと事故に遭った時は保障が受けられないこともあり、特に気をつけなければいけないという意識が沖縄県民にはあります。

車庫証明無しの自動車はおよそ27000台もあるそうです。

SACO(日米特別行動委員会)合意において、「Yナンバー」の廃止が合意されていますが、いまだに実行されていないのが現実のようです。

宮古 熱帯植物園

9月 24, 2008

熱帯植物園は、宮古空港から車で約10分、宮古島市の平良東仲宗根添にあり、県内最大の熱帯植物園とも言われています。

昭和41年、「林地の高度利用と市民保健の憩いの場」

「熱帯植物の学術研究並みに児童教育の教材」の目的

のため、公園計画がなされました。

それから現在に至るまで、本土、ハワイ、台湾、東南アジアの各種植物園と提携し数多くの樹苗を導入し、さらに沖縄各島に原生する植物を集めて植栽。

現在約1,600種、約4,000本が生育してします。

熱帯系の植物がほとんどなので、夏はもちろん、冬でも緑の並木を楽しむことができます。

年中無休、入園は無料。自然を満喫しながらウォーキングするのにも最適です。

宮古 熱帯植物園の地図はこちら。

末吉公園

9月 23, 2008

末吉(すえよし)公園は、那覇市首里にあり、緑がとても豊かな公園です。

モノレールも通っており、比較的街中にある公園ですが、入ってみれば日常を忘れさせてくれるような自然の癒しが待っています。

熱帯地域の特色ある植物や、野鳥のさえずり、川の流れる音が、とても街中にある公園とは思えません。

年中無休でいつでも誰でも入れる公園で、駐車場は30台ほどまで入ります。

午前9時から午後9時まで開園していますが、夜になると本当に真っ暗になるので、朝の涼しい時間や夕日が見える頃に行くのがいいかもしれません。

末吉公園の地図はこちら。

現在、沖縄は台風13号の影響で雨風がとても強いです。

ただ、与那国島や石垣島に比べると沖縄本島はいたって

普通の雨風。

与那国、石垣は台風のスピードが非常に遅いため、

ほぼ1日中暴風域。

被害も相当なものらしいです。

今日は台風が台湾よりに進んだせいか、束の間の晴れ間が見えましたが、写真を見ても雲はやはり多いです。

その雲も、強風によってすごい勢いで流れていきます。

現在台風の進路はまだ定まっていませんが、沖縄本島にかかってくる可能性もあるようです。

県立図書館

8月 23, 2008

沖縄県立図書館は、那覇市寄宮にあり、与儀公園と那覇市民会館の隣りに位置しています。

奥ばった場所にあるので車道からは見えませんが、沖縄県の歴史書や郷土蔵書から、もちろん小説や雑誌までたくさんの書物を取り扱っています。その数は平成16年度末で約56万冊となり、そのうちの約4割が郷土資料だそうです。

戦前の1910年から存在していて、平成22年に創立100周年を迎えます。

ご存知の通り、沖縄は複数の離島から成り立っているので、全域をここだけでカバーするのは至難ですので、今では宮古と八重山に分館もあり、インターネットでも本の検索をすることが出来ます。

公園が隣りに位置していることもあって、本を借りて青空の下で読むのもいいかもしれません。

県立図書館の地図はこちら。

豊崎埋立地の海側

8月 20, 2008

沖縄の豊崎と言えば、「アウトレットモール」、そしてその周辺に建ち並ぶ大型ショッピングセンターなどが真っ先に挙げられるでしょう。

観光客の行きたい場所ベスト5にも入る、今一番発展途上が著しい場所です。

しかし発展しているのは、まだまだ一部分。

海側へ行くと建物はほとんど無く、真っ青な空が地平線まで見えます。

豊崎の埋立地は、およそ160ヘクタールあるそうで、写真のように「整備された道はあるものの、ほとんどさら地」のところもあります。

これから住宅が建つのか、商業が参入してくるのかはわかりませんが、道沿いに植えられているヤシの木は、沖縄ならでは風景です。