今日はムーチー(鬼餅)の日です。
沖縄では毎年、旧暦の12月8日に「健康・長寿を祈願」して食べます。
ムーチーは、「餅」という意味の沖縄の方言ですが食感はどちらかというと団子に近いかもしれません。
この団子のような餅を、ゲットウの葉で包むのが一般的となっています。
ゲットウは沖縄の方言では「サンニン」。県内あちこちで見ることができます。
左の写真も公園内に自生しているものを撮りました。
ゲットウは、ムーチーを包む他にも、香り付けを兼ねて饅頭の包装に使用されたり、肉や魚を包んで蒸し焼きにするなど幅広く利用されています。
今日は各地で、ゲットウの葉を広げ、ムーチーをほおばっている家庭が多いことでしょう。
あけましておめでとうございます。
旧年中は「なんでも沖縄ブログ」をご愛読いただきましてありがとうございます。
今年も沖縄の様々な風景をお送りしていきますので、よろしくお願いします。
沖縄の元旦は曇り。最高気温は16℃。沖縄では珍しく非常に寒い元旦となっていますが、例年通り、たくさんの観光客が沖縄で新年を迎えました。
首里城では「首里城新春の宴」が元旦~3日まで催され、琉球王朝時代の正月儀式「朝拝御規式」が再現されます。
美ら海水族館のある海洋博公園では「海洋博公園新春果報でーびる」と称した、たこあげやコマ作りなど子供たち向けのイベントがこちらも3日まで催されます。
また、各地でイルミネーションが輝いているので、幻想的な世界を楽しむのもいいかもしれません。
今年も皆様にとって良い年になりますようにお祈り申し上げます。
by
勝ちゃん |
Categories:
沖縄の風景 |
No Comments
世持神社は、奥武山公園内にあります。
「よもちじんじゃ」と読みます。
県立武道館の隣にあり、鳥居もしっかり構えられていています。
鳥居をくぐって階段を登ると写真のような広場に出ます。そこの右側に社があります。
奥武山公園には護国神社、沖宮の2つの神社がありますが、3つめの世持神社はほとんど無人状態で、ひっそりとした雰囲気。
琉球王国時代に政治・産業界での功労者、野國總管が祀られているそうです。
野國總管という人は、沖縄史蹟保存会が沖縄を代表する7偉人のうちの1人として、沖縄の歴史上で高い評価を得ている人物です。
ちなみに7偉人は、野國總管の他に「羽地朝秀・具志頭文若・宜湾朝保・儀間真常・程順則・護佐丸」。
世持神社(奥武山公園内)の地図はこちら。
沖縄本島南部の那覇市にある波の上宮。波の上ビーチ(現在閉鎖中)の隣りに位置しています。
海岸沿いの崖の上にあるので、波の上橋からも見ることができます。
波上宮は、「海の彼方の理想郷から神が訪れ、人々に幸福をもたらす」という沖縄独特のニライカナイ信仰に始まりました。
その後、神のお告げにより、王府が熊野三神を祀り、豊漁・豊穣などの信仰を集め厚い尊崇を受けてきたそうです。
現在地元人には「なんみん」と呼ばれ、観光客にも親しまれています。
お正月には初詣客で賑わいます。
波の上宮の地図はこちら。
「泊いゆまち」とは、水産物流通総合センターのことで、那覇市の泊漁港内にあります。
その日水揚げされたばかりの新鮮な魚が、泊いゆまち内にある複数の鮮魚店によって販売されています。
中に入ると、そこの光景はまさに市場。まるで平和通りの公設市場にいるようです。
沖縄独特のカラフルな魚や、びっくりするような大きな魚まで見ることができます。
ガラス張りの解体処理室もあるので、時間が合えばマグロなどの解体を見学できるようです。
朝の6時~夕方まで年中無休。駐車場も完備。
時にはスーパーではなく、朝早く起きて、「泊いゆまち」で新鮮な魚を購入してみてはいかがでしょうか。
泊いゆまちの地図はこちら。
沖縄ではこの時期、トックリキワタが花を咲かせ、道行く
人々の目を楽しませています。
ピンク色に咲いている花は遠めに見ると、一瞬桜かと
思うほど鮮やか。
樹高は10m~20mほどになり、幹がトックリのようになっていて、棘があります。
果実の中は綿のようになっていて、クッションやぬいぐるみ
などの詰め物に利用されるようです。
原産地はブラジルからアルゼンチンにかけての地域。
別名「酔いどれの木」というそうですが、これはトックリのような幹が酔っ払いの腹に似ていることから由来しているようです。
ちなみに漢字で書くと「徳利木綿」だそうです。
島尻地区と首里を結ぶ橋として建設された真玉橋。
11月28日に現在の真玉橋を紹介しましたが、今日は昔の真玉橋を紹介します。
石をブロックのように積み、アーチ型として風格ある旧真玉橋。後世のために保存活用しようとした住民運動が行われたのも頷けます。
現在の橋も新しくてきれいな印象を受けますが、今までここで紹介してきた城跡の、立派な城壁のような造りです。
写真には写っていませんが、真玉橋の南西側に、1980年に復元されたという「重修真玉橋碑文」があります。碑文には、二度に渡る改修工事やその工事に費やした人夫、工銭費などが漢文で記されています。
真玉橋の地図はこちらから。
真玉橋は、那覇市と豊見城市の境にある国場川にかかる橋のこと。
「まだんばし」と読み、豊見城市の地名にもなっています。
真玉橋が最初に架けられたのは琉球王国時代。那覇市と本島南部を結ぶ道の一部として建設されたようです。ちなみに木造でした。
それから同じ琉球王国時代にアーチ状の石造りとなり、1945年沖縄戦中、退却時に日本軍によって破壊されます。
戦後1963年には琉球政府によってコンクリート橋が架けられましたが、2002年に再びアーチ橋として架橋されました。
ウワサですが、2002年の工事の際、工事関係者の人たちが奇怪な病やケガに襲われたため、旧アーチ橋の遺構を残すことになった、と言われています。
あくまでウワサです・・・。実際は、旧アーチ橋の保存活用を図ろうと住民運動があったために残したようです。
真玉橋の地図はこちらから。
沖縄の人なら誰でも知っている「パレットくもじ」。
国際通りの入り口にあることからも有名です。
管理会社名は「久茂地都市開発株式会社」といい、那覇市が中心となって久茂地地区一帯を開発事業を展開した際の百貨店です。
住所が久茂地1丁目1番1号となっているのは知っている人は少ないはず。
近くにはバスターミナルもあり、2003年にはゆいレール(沖縄都市モノレール)が開通し、2階の通路と連結されているので交通便利な立地です。
店舗の他に事務所、市民劇場、ギャラリーなどがテナントとして入っており、広場では季節ごとのイベントも催されるので、地元人に限らず毎日人がたくさん集まる場所です。
今日26日日曜日は首里城祭の3日め。国際通りにて「琉球王朝絵巻行列」が催されました。
琉球王朝時代の衣装を着た人たちが行列をなし、国際通りに訪れていた見物客の注目を浴びていました。
写真は国王。次いで王妃、冊封使行列、若衆踊り隊、四つ竹隊と列を作り、どら、笛の音を鳴らしながらゆっくりと歩きます。
この絵巻行列は首里城祭のメインイベントとなっているらしく、毎年行われています。
国王・王妃役は一般応募から選ばれた男女。
祭りのメイン会場は首里城公園となっています。入館料が必要になりますが、この絵巻行列では無料で見物できるので、身近に琉球文化を堪能することができます。
来年は皆さんが、厳かかつ華やかさの主役になることも可能なのです。