普天間基地を望む

3月 30, 2010

futenma-kiti.jpgほぼ毎日のようにニュースで流れている「普天間基地移設問題」。

沖縄県宜野湾市に位置し、市街地であることから、今まで飛行機の墜落や騒音などが懸念され続けてきました。

写真でも分かるとおり、基地の周りは住宅街。小学校もあります。

滑走路は約2700mあり、嘉手納基地と並んで沖縄県内におけるアメリカ軍の拠点。実際に目で見ると、数字で表すよりも大きな大きな基地だということが分かります。

その基地をどこに移転させるのかをめぐって、色んな議論がなされてきました。

現在の政府の案としては、名護市キャンプ・シュワブ陸上部に約600mのヘリ離着陸帯を作り、訓練の場を鹿児島県徳之島に移設する、分散案。将来的にうるま市のホワイトビーチへの移設案など。

5月末には決まる予定だそうです。

普天間基地の地図はこちら。

maeharajitikai-kanban-samas.jpg宜野湾市、真栄原地区で車を走らせていると面白い看板が目に付きます。

写真は佐真下という地区の看板。「佐真下の皆さん、おはよう。目を佐真下?」

この他にも「犯罪はゼロ。演歌はジェロ。」

「あせりは禁物。あさりは海産物。」

「美らカーギは、カギをかけてね。」

ちなみに「美らかーぎ」とは沖縄の方言で「美しい人」という意味。

自治会長さんがユーモアのある人だそうで、あちこちで見つけるたびに思わず笑ってしまいます。

生活にちなんだテーマをダジャレで呼びかけるこの看板は、地元人だけでなく通りすがりの人たちにも好評だそうです。

kumenosakura2010.jpg「クメノサクラ」は、日本のどの桜にも属さない桜とされています。

カンヒザクラが咲き終わった頃に、白い花を咲かせます。徐々にピンク色に変わっていくようです。

名前の通り久米島に自生していて、その数はごくわずか。

調査や保存を呼びかける団体もあります。

写真は本部(もとぶ)町伊豆味で咲いているのを撮りましたが、まだまだ花の数は少なく、開花時期はこれからのようです。

ソメイヨシノのように花びらがハラハラと落ちるので、沖縄ではなかなか味わえない風情が楽しめます。

sakumoto.jpg「ホームセンターさくもと」は、その名の通りホームセンターです。

株式会社佐久本工機の事業の一つで、家電製品、レジャー用品、園芸やペット用品まで取り扱っています。

本社は浦添市牧港。沖縄にしかないホームセンターです。

ホームページでは、園芸特集やオススメ商品、特売商品などの紹介をしています。

沖縄県各地域に店舗があり、南はとよみ店、北は名護店まであります。

ちなみに2008年の8月から、電子マネー「Edy(エディー)」が使えるようになったそうです。

ryu-fukumaru.jpg先日、「海の駅 あやはし館」について紹介しましたが、そのあやはし館の目の前に、一隻の船が展示されています。

船の名前は「隆福丸」。この「隆福丸」は、山原船の技法を取り入れた日本で数少ない木造船で、建造されたのは約50年前。

1970年代まで屋慶名(やけな)から宮城島への渡し船として人々の生活を支えていました。

現在は海中道路ができ、「隆福丸」は渡し船としての機能を失いましたが、うるま市やあやはし館の管理の下、保存されることになったのです。

HYのセカンドアルバムにはこの船のことを歌った「隆福丸」という曲が入っています。

ちなみにHYのボーカル、新里さんの祖父が使用していたようです。

kanhizakura2010.jpg沖縄では現在、「カンヒザクラ」が満開の時期を迎えています。

本土の「ソメイヨシノ」とは違い、濃いピンク色。たまに薄紅や白もあるようですが。

漢字で書くと「寒緋桜」ですが、「緋寒桜」(ヒカンザクラ)と呼ばれることも多いです。

これとは別に「彼岸桜」(ひがんざくら)という花があり、そちらとは「か」と「が」の違いだけになり間違えやすいので、混同を避けるために「緋寒」を「寒緋」にひっくり返して最近は「カンヒザクラ」と呼ぶようになった、という経緯があるそうです。

沖縄で「桜」といえばこの「カンヒザクラ」のこと。

1月から2月という寒い時期に北部で開花し、南下していきます。

本土の花見時期にはすでに葉桜となることが多いです。

万座毛

2月 2, 2010

manzamou-gake.jpg「万座毛」とは、沖縄本島中部に位置する恩納村にあります。

18世紀はじめの琉球王、尚敬(しょう・けい)がこの地を訪れたときに「万人を座するに足る毛」と称讃したのがその由来であるといわれています。

「万座毛」というと、写真で見る断崖絶壁が指されることが多く、崖のことを「万座毛」と勘違いする人も。

「毛」とは沖縄のことばで「原っぱ」のことで、その名の通り、崖の上の台地では天然芝が広がっていて、周りには亜熱帯植物が自生します。

ガイドブックには必ず載っているという、沖縄の観光名所。

万座毛の地図はこちら。

部分日食2010

1月 15, 2010

bubun-nissyoku2010.jpg1月15日の午後6時前、西へ沈む直前の太陽が一部欠け、「部分日食」が起こりました。

写真は琉球新報の写真で、石垣島で撮影されたものです。

沖縄地方は観測条件が最も良く、まるで三日月のように沈んでいく太陽が観測されました。

日本では「部分日食」しか見られませんでしたが、アフリカからインド洋を通って中国にいたるまでの地域では、太陽がリング状に欠ける「金環日食」が見られたようです。

次回、日本での「金環日食」は、2012年5月21日に関東や東海、九州南部で起こり、そのほかの地域でも部分日食になるそうです。

また、「部分日食」が見られるのは来年6月2日で、今度は北日本で観測できるようです。

tomisirosyo-si-sa.jpg豊見城市瀬長に、豊見城署があります。

豊見城署の入り口では「交通安全」の旗を持ったシーサーが大きな口を開けて出迎えてくれます。

豊見城署は小禄地区と豊見城市全域を管轄とし、空港の防犯対策も行っています。

シーサーはかなり大きなサイズで、台に乗っているせいか人間の身長より大きめ。

2匹1対になっていて、大きなシーサーが2匹も入り口にいるとかなりの迫力があります。

地域の安全を守る豊見城署の、魔よけ担当です。

syogatu-fukei2010.jpgあけましておめでとうございます。

昨年は「なんでも沖縄ブログ」をご愛読いただきありがとうございました。

2010年の寅年も、沖縄の各地の様々な情景を紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

さて、沖縄でも各地・各スーパーなどで正月の風景がみられました。

写真は豊見城市の大型スーパーの模様です。

今年は正月3が日がちょうど週末の休みと重なり、慌しい年明けとなった方も多いかと思います。

皆様の健康、発展を願うと共に、実り多い素晴らしい年でありたいものです。