「具志頭歴史民俗資料館」は、八重瀬町字具志頭にあります。

「港川人」(およそ1万7000年前に存在していたとされている人類)を中心に、歴史・民俗伊福コレクションの4つのコーナーがあり、常設展示室:港川人を中心とした1万8千年歴史を展示しています。

企画展示室:資料館の企画する展示・講演のほか、一般にも貸し出しできます。

具志頭図書館も併設されています。

毎週月曜日(祝日、振替休日にあたるときは火曜日)と祝日の翌日は休館。

他にも休館や時間など、詳細はホームページにて。

具志頭歴史民俗資料館の地図はこちら。

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「読谷村立美術館・歴史民俗資料館」は、座喜味城跡の目の前にあり、駐車場も併用しています。

村民の総合美術展としてのアンデパンダン展、村内窯元の作品を一堂に展示したやちむん展、村内の児童生徒作品展など地域の特色ある展示会が年毎に開催されています。

また年2回の美術・工芸関係の企画展および作家展などが開催されています。

営業時間は9時~17時。(入館は16時半まで)

入場料金は大人200円、小中高生は50円です。

読谷村立美術館・歴史民俗資料館の地図はこちら。

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「サーターグルマ」とは、「製糖車」のことを方言で言い表したものです。

サトウキビを搾糖するもので、人の力や水牛の力でまわしていました。

歯車と歯車の間にサトウキビを挟んで上部に長い棒を設置して、サトウキビの汁を絞り出していました。

今ではもちろん機械化されていますが、「琉球村」などで再現しているのを見ることができるそうです。

当初、サーターグルマは木製。それから石製へと変わり、鉄製のものが現在、座喜味城跡の前に野外展示されています。(写真参考)

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座喜味城跡

3月 27, 2012

座喜味城跡は沖縄本島中部の読谷村にあります。

15世紀の初め、築城家としても有名だった読谷山按司・護佐丸によって築かれたといわれています。

1956年に琉球政府の重要文化財に指定され、日本復帰の1972年には国指定史跡となりました。

2000年12月2日には村民待望の「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の資産のひとつとして世界遺産に登録されました。

城壁の高台に登ることができ、残波岬や読谷村内を眺めることができます。

駐車場、観覧料ともに無料です。

座喜味城跡の地図はこちら。

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B型軍票

2月 2, 2012

「B型軍円」とは、、1945年から1958年9月まで、米軍占領下の沖縄県や鹿児島県奄美群島(トカラ列島含む)で、通貨として流通したアメリカ軍発行の軍票のことです。

沖縄戦後の荒廃した沖縄ではどの通貨も流通せず、取引は物々交換などで行われていて、アメリカ軍により「B型軍票」が正式通貨となりました。

「B円」と呼ばれていました。

硬貨はなく、全て紙幣で、デザインは肖像や風景などの具象的なものではなく、彩文模様でした。

サイズが66×155mmの千円券、百円券、弐拾円券と、サイズ66×112mmの拾円券、五円券、壱円券、サイズ66×78の五拾銭券、拾銭券。

1958年には「B円」の廃止、「ドル」への移行があり、沖縄県が本土復帰する1972年まで使用されました。

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紅型(びんがた)

1月 31, 2012

「紅型」とは、沖縄に伝わる、伝統的な染色技法のひとつ。

着物などの衣装で紹介されることが多いのですが、写真はそば屋に飾られてあったシーサーの紅型です。

琉球王朝時代に、王族や貴族の衣装として染められていました。

「紅」は色全般を指し、「型」は様々な模様を指していると言われています。

派手な色柄は、南国のイメージであるカラフルさが特徴的です。

紅型の技法には、一般的な型染め、筒描き、藍染め(漬染め)があるそうです。

沖縄では、各地にシーサー作りと並んで紅型体験もできる工房が多く存在します。

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「熱帯カルスト地形」とは、約2億年前(古生代)の石灰岩が長い歳月をかけて雨水などにより侵食されてできた地形です。

大石林山の「熱帯カルスト地形」は、世界最北端といわれています。

ドリーネ(すり鉢状のくぼ地)の鍋池、タワーカールスト(急速な溶食や侵食でできたタワー状の石灰岩台地)の悟空岩、ピナクル(石灰岩が溶食し、鋭く尖った丘)の鳥帽子岩など熱帯カルスト地形のさまざまな特徴が大石林山で見られます。

写真は「悟空岩」。

そのほかにも「骨盤石」、「生まれ変わりの石」、「卑弥呼岩」、「奇跡の岩」など、さまざまな形をした岩石が見る者の目を楽しませてくれます。

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大石林山

1月 24, 2012

「大石林山」とは、沖縄県の景勝地として国定公園に指定された、荒々しい奇跡・巨石群が見られる名所。

2億年前の石灰岩からなる日本唯一の「熱帯カルスト地形」だそうです。

国頭村字辺戸にあり、バリアフリーにも対応しているので、子供からお年寄りまでヤンバルの大自然を満喫できる公園です。

美ら海展望台コース、亜熱帯自然林コース、巨岩・石林感動コース、バリアフリーコースの各コースが選べます。

大人(高校生以上)¥800、小人(4才~中学生)¥500。

沖縄のパワースポットとしても知られています。

大石林山の地図はこちら。

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六角堂

11月 29, 2011

「識名園」の敷地内に、「六角堂」という建物があります。

池に浮かぶ島につくられた六角形のあずまやです。

『六角堂は、1916(大正5)年以後!
 六角堂については、明治時代までは四角の入母屋づくりの建物であったことが、写真資料からわかっていますが、一体いつから「六角」になったのか、よくわかっていません。このほど、大正5年4月29日(土)付けの琉球新報記事から、その時点までは「四角」であったことが確認できました。』

屋根の形や瓦を黒く色づけているところが、中国的な趣を感じます。

「六角堂」のある島へは、琉球石灰岩でつくられたアーチ橋が架けられています。

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育徳泉

11月 26, 2011

「育徳泉」は、「識名園」の中にある水源です。

巧みな曲線で作られた、琉球石灰岩の「あいかた積み」となっています。

井戸口の上には泉をたたえた二つの碑が建てられています。

向かって右側は、1800年、尚温王の冊封正使趙文揩が題した「育徳泉碑」。

左側は、1838年、尚育王の冊封正使林鴻年が題した「甘醴延齢碑」。

もとの碑は戦災を受けて一部が破損したため、現在の碑は1980年に復元されました。

「育徳泉」は、淡水藻「シマチスジノリ」の発生地として、国の天然記念物にも指定されています。

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