「シークヮサー」はミカン科の常緑低木です。
和名を「ヒラミレモン」といい、柑橘類の実がなります。
琉球諸島、台湾に自生し、高さは約5mほど。
花期は4月頃で、小さな白い花を咲かせます。
長寿日本一といわれる大宜味(おおぎみ)村で主に栽培されています。
沖縄方言で「シー」は「酸」、「クヮーサー」は「食わせるもの」を表し、「シークヮーサー」という名称は「酸を食わせるもの」を表すそうです。
沖縄県の特産品の一つで、レモンやゆずの代わりに果汁を飲み物や料理、醤油に加えるなどして使用しています。
「シークヮサージュース」はお土産品店などではよく見かけることができますが、普通のスーパーや商店にもあり、なじみのある特産品となっています。
含まれる栄養素は、ビタミンC、ビタミンB1、クエン酸。
また、フラボノイドの1種であるノビレチンが、他の柑橘類に比べて2~10倍も含まれており、これには血糖値や血圧上昇の抑制効果 、がん細胞の増殖抑制作用、抗炎症作用などの効果があることが認められていることから、健康食品としても注目を集めているようです。
先日紹介した「オキナワキョウチクトウ」の花です。
枝の先に葉をつけ、さらにその先に白い花を咲かせます。
見た目はシンプルで可愛らしい花ですが、樹皮などから出る乳液は毒素で、花にも毒素が無いとは言えません。
花のサイズは直径約4cm。蕾の時期はピンク色ですが、花弁を開くと白色で、花の中央部分が蕾の色に近い色となっています。
この花がきれいでよく街路樹や公園などに植えられていますが、毒素を持っているということはあまり知られていないかもしれません。
本土の「キョウチクトウ」は夏の花ですが、「オキナワキョウチクトウ」は5月頃に花を咲かせ始めます。
中には年中咲いているものもあるようです。
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「オキナワキョウチクトウ」は、別名「ミフクラギ」といいます。
花や葉を折ると白い樹液が出てきますが、これが目に入ると腫れることから由来しています。(めがふくらむ→ミフクラギ)。
原産地はインド、マレー半島で、日本では奄美大島以南から琉球各島に分布する常緑高木。キョウチクトウ科の仲間です。
沖縄では国道沿いや公園などに植えられていて、海岸などでもよく見かけることができます。
枝の先に細長い葉をつけ、花は5月頃から白い花が咲き始め、夏にピークを迎えます。
果実はマンゴーのような形をしています。
中身が繊維質になっていて海水に浮いて遠くへ分布、九州南部や関東にも流れ着くことがあるそうです。
また、強力な毒性を利用して、魚毒や殺鼠剤の原料に用いられます。
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クフェアは、ミソハギ科 の植物でメキシコを中心とした南北アメリカが原産地です。
アメリカ大陸の熱帯~亜熱帯に250種類分布しますが、日本で存在するのは数種しかありません。
ピッソビフォリア(和名:メキシコハナヤナギ)・・・筒状になった萼(がく)の先端に小さな紫色の花を咲かせる。
イグネア(和名:ベニチョウジ)・・・筒状になったがくが濃い橙色になり、その先端が白くなる。
以上の2種が日本でよく出回っているそうです。写真のクフェアは色で見分けると、ピッソビフォリアということになります。
常緑低木で、横広がりに分枝し、花は小さく、5月~11月頃に咲くそうです。
鉢植えや庭の花壇などに植えられ、園芸として楽しめます。
耐寒性は無いそうですが、5度以上あればいいそうなので、沖縄では年中野外で育てられます。
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宮古馬(みやこうま)は、宮古島で飼育されてきた日本在来種の馬のこと。
普通の馬に比べて小型で、体型はおよそ110cm~120cm。ポニーのような大きさ。
13世紀頃から飼育され、14世紀頃には中国へ輸出していたそうです。
蹄が堅いため、サンゴ石の道路や、表土の薄いサトウキビ畑での農耕に適しており、明治時代に宮古島でサトウキビの栽培が始められると、農耕馬として活躍。
1991年1月16日に沖縄県の天然記念物に指定されました。
現在はサトウキビ栽培の機械化などの原因により、数が少なくなってきていますが、西平安名崎の放牧場や荷川取牧場などで、観光用として飼育されています。
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ホウオウボク(鳳凰木)が開花の時期を迎えています。
赤に近い、濃いオレンジ色の花が密集して咲いていると、思わず目をひかれます。
ホウオウボクはジャケツイバラ科ホウオウボク属の熱帯性落葉高木で、熱帯三大花樹の1つ。
沖縄では公園や街路樹など至る所でホウオウボクを見ることができます。
熱帯植物なので、日本では沖縄や小笠原諸島を中心に分布しています。
写真でもわかるように樹形が傘状に広がって成長しますが、台風など強風にはあまり強くありません。
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「オオバナアリアケカズラ」は、キョウチクトウ科の常緑低木。
南米が原産地で、アリアケカズラの園芸品種です。
日当たりが良ければ土質を選ばないので、沖縄ではその丈夫な性質を利用して、街路や公園、海岸の近くなどに植栽されています。
名前の通り大きな花を咲かせます。
4月から11月が開花時期なので、咲いているのを見つけたら紹介したいと思います。
ちなみに沖縄県浦添市の「市民の花」に指定されています。
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「コバノナンヨウスギ」は、ナンヨウスギ科の常緑の針葉高木です。
幹はまっすぐに立ち、枝を水平に分岐して、均整のとれた円錐形の木です。
パッと見て、クリスマスツリーのようにも見えます。別名は「パインツリー」だそうです。
「コバノナンヨウスギ」という名前は和名。「ノーフォークマツ」とも呼ばれます。
写真で見てわかるように、とても高い木なのが特徴。成長がとても早く、あっという間にアパートの2階、3階部分までに達します。
台風には強いようです。先日、奥武山公園内で強風のため折れた「コバノナンヨウスギ」は、幹の中が腐っていたことから折れたとされています。
民間の家よりも街路樹、公園などで見かけることができます。
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名護の市街地の、ちょうど橋の真ん中に巨大なガジュマルがそびえ立っています。
「ヒンプンガジュマル」といって、樹齢300年ほど。高さは20m近くにもなります。
「ヒンプン」とは、沖縄の家には目隠しになる様に門の所に塀を作っているのですが、その塀の事をヒンプンといいいます。
ヒンプンの役割は2つ。外からの視線をさえぎること。そして悪霊などの進入を防ぐこと。
ガジュマルの前に石碑があります。この石碑が名護市の入り口にあることから「ヒンプンガジュマル」と呼ばれているようです。
「このガジュマルの下で願い事をすると、その願い事が叶う」という言い伝えがあることは有名です。
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「トックリヤシ」はその名の通り、基部がトックリのようになっていることから由来しています。
沖縄にはヤシの木の種類がたくさんありますが、この「トックリヤシ」は形を見てすぐ分かるものだと思います。
原産地はマスカリン諸島。沖縄県内の各地至る所で見かけることができます。
欧米では「ボトルパーム」と呼ばれているそうです。
寒さに弱く、12度以上無いと育たないそうです。
現在は「ホ・オポノポノ」という本の影響で、観葉植物として人気が高まっているようです。
ネイティブハワイアンの伝統的な「問題解決」法で紹介されたのが、「トックリヤシは経済的に潤う木」なのだとか。
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