伊平屋の念頭平松
「念頭平松」とは、伊平屋島にある樹齢260年の琉球松のこと。
伊平屋島のシンボル、観光名所となっています。
高さ8m、最長幅14,5m、幹の太さは3,7m。
昭和33年に県の天然記念物に指定され、周りは整備された公園となっています。
念頭平松が植えられるはるか昔、「兄松」とよばれる琉球松があったそうですが、盗伐されてしまいます。
聖なる松を盗伐した男は間もなく死んでしまったが、その後に盗伐者の弟や親類の者が「お詫びに」と植えたのが現在の松だという話があります。
「念頭平松」とは、伊平屋島にある樹齢260年の琉球松のこと。
伊平屋島のシンボル、観光名所となっています。
高さ8m、最長幅14,5m、幹の太さは3,7m。
昭和33年に県の天然記念物に指定され、周りは整備された公園となっています。
念頭平松が植えられるはるか昔、「兄松」とよばれる琉球松があったそうですが、盗伐されてしまいます。
聖なる松を盗伐した男は間もなく死んでしまったが、その後に盗伐者の弟や親類の者が「お詫びに」と植えたのが現在の松だという話があります。
「ムラサキオモト」はメキシコ南部やアメリカに分布しています。
日本には江戸時代に渡来し、株姿がオモトに似ており、葉の裏が紫色になるところからムラサキオモトの名前が付けられました。
花は白色ですが、咲かない品種もあります。
子株がたくさん出て草丈が低い植物。
適温は20度前後で、寒さに弱いです。
漢字で書くと「紫万年青」。
観葉植物として人気があります。
葉裏の表皮細胞は、植物の生理実験材料として使われるそうです。
県内ではあちこちに植えられた「トックリキワタ」が濃いピンク色の花を咲かせ始め、冬景色を彩っています。
スペイン語で、”Palo borracho”(酔っぱらいの樹)と呼ばれますが、これは樹の幹が膨らんで酔っ払いの腹のように見えることから由来しているそうです。
写真の「トックリキワタ」は膨らみが足りないようですが、大きいものでは直径1mほども膨らむそうです。
見ごろは11月中旬から12月にかけて。
幹はとげがあるので触る際には注意が必要です。
浦添の国道330号線や名護市の市役所近く、宜野座村の国道329号線など、他にも街路樹として見かけることは多く、またピンク色の花が目をひくので、見つけることは容易です。
長さ30~50cm程度のヒモ状の花序がたくさん垂れ下がり、花を咲かせるため「サガリバナ」という名が付けられたそうです。
写真をよく見ると一つだけ残っている花がありました。
これから卵型の果実になります。
花が咲くのは夏の初め頃で、西表島などでは「サガリバナツアー」が催されます。
高さは15mほどにもなり、「内間御殿のサガリバナ」は推定樹齢470年以上とされるそうです。
あまり身近ではない植物ですが、読谷村や名護市でも祭りが催されるほどです。
夜に咲く花なので「幻の花」とも言われていますが、来年は咲いている花を紹介したいと思います。
「サガリバナ」は、東南アジアの熱帯・亜熱帯地域に分布し、日本では南西諸島に自生し、栽培されることもあります。
名前の通り、花が下がる形で咲きます。
毎年6月下旬から7,8月の間、夜に芳香を放ちながら白やピンクの花を咲かせ、その朝に雄しべ(花びら)を散らします。
写真は「内間御殿」の敷地内にある「サガリバナ」です。
マングローブの後背地などに自生していることが多いのですが、最近は水が汚れたりなどの原因で減少しているとのことです。
果実はココナッツとして有名ですが、沖縄の街路樹に植えられている「ココヤシ」はあまり実ををつけず、結実したとしても成熟しません。
果実は海水によく浮かび、遠距離への種子の散布が可能であり、利用価値も高いことから、熱帯地方でよく栽培されています。
幹は直立せずにやや斜めに伸びていきますが、写真の「ココヤシ」は添え木で補助しています。
耐寒温度は12度。
品種改良などで大きくならないものもありますが、大きいものでは30mを超えるものもあるようです。
果実が自然に落下した場合は、人間などに当たれば大怪我をするので、観光地では、熟した果実をあらかじめ落として回ることも重要な作業であるそうです。
ムーチーに利用される葉と、可愛らしい花を咲かせる様子は以前に紹介しました。
今の時期はその花が果実になり、種子になり、新しい種をまく時期です。
この茶褐色の袋が破れ、中から黒くて小さい種子が複数出てきます。
種子は乾燥させ、主に健胃、整腸の効果を持つ薬として使用。または茶として飲用することもあるそうです。
また、種子は芳香があり、香辛料として利用されます。
ちなみにゲットウの根本にはよくハブが生息すると言われているので、束生のゲットウの生えた所に近づくときは注意するようにしましょう。
高さは約10m~20m。台風にも強く、60mの強風にも耐えられるそうです。
国際通りには2008年から街路樹として移植されました。
石垣島には「ヤエヤマヤシ」の群落があって観光地となっています。
西表島にも群落はありますが、直接行くのは困難なようで、遠くから眺めるだけのようです。
今から約百万年前、中国大陸と日本列島が陸続きだった頃やって来たヤシが繁殖して、現在まで残っているそうで、「ヤエヤマヤシ」という名は、そこに群落として自生している八重山諸島から由来しています。
「ヤエヤマヤシ」が自生するのは、日本では石垣島と西表島だけで、国の天然記念物にも指定されています。
沖縄の花といえば、真っ先にあげられるのが「ハイビスカス」。
真っ赤な色の「ハイビスカス」がイメージとして強いようですが、沖縄では他にもたくさんの色を見かけます。
ピンク、赤、オレンジ、白、桃色など様々。
また、一般的に「ハイビスカス」は「ブッソウゲ」というらしいのですが、「ハイビスカス」と呼ばれるものは、主に熱帯や亜熱帯地域で見られる種類のようです。
元々雑種植物なのに加え、食用、繊維用、観賞用などとして栽培されながら複雑な交配を繰り返し、種類は約8000種類といわれています。
ハワイでは州花に指定され、マレーシアの国花、沖縄市の市花でもあります。
ちなみに「ハイビスカスティー」という飲み物がありますが、実際には「ハイビスカス」とは異なり、アフリカ産の「ローゼル」という種類だそうです。
「ベニヒモノキ」の名前はは、赤い花穂が垂れ下がってひも状になっていることから由来しています。
トウダイグサ科の常緑性低木。耐寒性はなく、暑さには強いため、熱帯植物の仲間だと思われます。
原産地はインドやマレー半島です。
葉は大きめで緑色。樹高は2~3mほどになり、5月から秋にかけて花期を迎えます。
写真の「ベニヒモノキ」は花が咲いていませんが、今度紹介したいと思います。
鉢植えで出回ることもありますが、庭木などでたまに見かけることができます。
別名「サンデリー」、「フォックステイル」とも言い、花が白い色をしているのもあるようです。