沖縄では、梅雨が明けてからは毎日真夏の日差しが続いています。
沖縄気象台の発表では、向こう一週間30度以上の気温が続くそうです。
雲が多く、時折雨が降ることもある沖縄ですが、夏真っ盛りの日々。
そんな中、脱皮直後のセミを発見しました。
時間は夜9時頃。これは夜の間に羽を伸ばし、敵の現れる朝までには飛行できる状態にするためだそうです。
成虫期間は1~2週間ほどと言われていますが、これは成虫の飼育が困難ですぐ死んでしまうことからきた俗説で、野外では1か月ほどとも言われています。
ちなみに幼虫の姿で地中に長い間過ごすことはよく知られていますが、実際に卵を産むのは樹皮の穴。そこからふ化し、地中に潜るのだそうです。
そしてこれはほとんどの人が知っていることだと思いますが、真昼の暑い時間帯に鳴くセミは少なく、比較的涼しい朝夕の方が多くの種類の鳴き声が聞かれます。
沖縄では、毎年6月23日を太平洋戦争における沖縄戦の終結した日として、慰霊の日に制定しています。
今年は戦後65年の節目を迎えます。
沖縄戦での20万人以上の犠牲者をはじめ、海上、海外で亡くなった戦没者の冥福と世界の恒久平和を願い、糸満市摩文仁の平和祈念公園では、今年も沖縄全戦没者追悼式が行われました。
管直人首相、仲井間沖縄県知事をはじめ、普天間基地のある宜野湾市市長、移設先として候補に挙げられている辺野古がある名護市市長が参列。
米軍普天間飛行場返還・移設問題で、鳩山由紀夫前首相が名護市辺野古崎への移設方針を決定し、菅直人首相が継承していることへの県民の反発は強く、菅首相が「沖縄のご負担がアジア太平洋地域の平和と安定につなつがってきたことについて、率直にお礼の気持ちを表させていただきたい」と述べたのに対してヤジも飛びかっていました。
写真は糸満市の平和祈念公園内。平和祈念資料館と平和の礎。
2010年、沖縄の全国一早い梅雨明けは、本日6月19日午前11時に発表されました。
沖縄気象台は、向こう1週間も高気圧に覆われて晴れる予想から、沖縄地方の梅雨明けを宣言。
平年は「23日の慰霊の日」頃に明ける予想ですが、それよりも4日早く、また昨年に比べ、17日早い梅雨明けとなりました。
ただ、「梅雨明けしたと、みられます」と曖昧な表現通り、雲は若干多め。
湿度も70%以上と高く、蒸し暑い陽気となりました。
これから沖縄地方は夏本番を迎え、厳しい暑さの日々が続くでしょう。
ちなみに梅雨の間に降った降水量は、那覇で同期間の平年値の2倍を超す761.5ミリに達するなど、沖縄本島を中心に平年を上回ったそうです。
そのおかげで、早い梅雨明けとなったにも関わらず、ダムの貯水率は現在99.5%。
これも平年の90.4%を上回る数字となりました。
18日午前10時すぎ、米軍嘉手納基地からクラスター爆弾を積んだ戦闘機が飛び立ちました。
クラスター爆弾とは、殺傷能力が高い非人道的兵器として国際的に全面禁止の動きが進んでおり、日本も使用、製造、保有の禁止条約を締結しています。
アメリカは締結しておらず、クラスター爆弾を装着した戦闘機が嘉手納基地から飛び立ち、実弾訓練をしたことが今ニュースで話題になっています。
12日と17日にも確認されており、こうした動きに対して嘉手納町議会が臨時会で、使用や外来機の飛来中止などを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。
写真は「道の駅・かでな」からの嘉手納基地の風景。
今から38年前の1972年5月15日、沖縄が本土復帰しました。
戦後、米軍の占領統治を経て、復帰した現在も沖縄には全国の米軍専用施設の74%が集中しているのが現実です。
昨日から沖縄本島を3つのコースに分けた「5.15平和行進」が実施されており、約3500人が基地の無い平和な沖縄を平和行進で訴えています。
平和行進は名護市辺野古、読谷村、糸満市からスタート。
普天間基地のある宜野湾市に終結し、県民大会を開く予定となっています。
沖縄が梅雨入りしました。
気象台が昨日6日に発表したとのことで、昨年より12日早く、平年より2日早い梅雨入りとなりました。
沖縄本島では北部を中心に激しい雨が続いていて、一時、大雨・雷・洪水警報が出るなどしています。
日本で一番早い桜の開花に続き、日本一早い梅雨入り。
沖縄地方では毎年、立夏を過ぎた頃に梅雨入りします。
梅雨が明ける時期は、6月下旬頃になりそうです。
鳩山首相は4日、沖縄県を訪れ、仲井真知事に宜野湾市の米軍普天間飛行場の機能の一部を県内に移設させる方針を伝えました。
「最低でも県外」と言ってきた首相に対し、沖縄県民は期待を裏切られた形。
その後、名護市の稲嶺進市長や普天間飛行場の周辺住民との対話集会でも説明しましたが、政府内で検討している具体的な計画については説明を避けたとのことです。
首相は「(普天間の機能の)すべてを県外にというのは現実問題として難しい。沖縄のみなさんにもまた、負担をお願いしないとならない。」と県内移設に理解を求めたそうです。
2007年9月の、「教科書検定意見撤回を求める県民大会」から3年、4月25日の昨日、今度は「普天間基地県内移設反対の県民大会」が催されました。
この大会は県議会が超党派で計画し、「県内容認」の姿勢を見せていた仲井間弘多知事も参加しました。
知事は大会出席を「現行計画の撤回」とは位置づけておらず、最終的に政府の現行計画に戻ってきた場合、容認の可能性を残す意図があるようです。
大会会場の読谷村運動広場には9万人の県民が参加。
県内の全41市町村の首長、首長代理、そして民主、自民、公明、共産、社民各党の国会議員らも参加したそうです。
写真は琉球新報の見開き一面トップ記事。
那覇市の奥武山公園内にあった旧・奥武山球場は、「沖縄セルラースタジアム那覇」と新しく名前が変わりました。
命名権は「沖縄セルラー」が年間1200万円で取得し、隣接する屋内運動場は「沖縄セルラーパーク那覇」。
4月3日、落成式が行われました。
同球場は両翼100m、中堅122m。収容人数は内野スタンド固定席1万5000、外野スタンド1万5000人。本格的なナイター設備などを備えています。
6月末には、県内では35年ぶりのプロ野球公式戦が行われる他、8月には沖縄美(ちゅ)ら島沖縄総体などで使用される予定があります。
沖縄セルラースタジアム那覇の地図はこちら。
第82回選抜高校野球は、沖縄県代表の興南高校が見事に初優勝しました。
春夏通じて初めて決勝に進んだ興南。延長12回、10-5で日大三(東京)を下しました。
この日は沖縄県全体が朝から応援ムードで、家電量販店のテレビの前では人だかりができたそうです。
興南は5-5で迎えた延長十二回、1死から出塁すると、相手のエラーをきっかけに5点を奪い、勝負を決めました。
沖縄県勢の優勝は、2008年の沖縄尚学以来、2年ぶり3度目。4日夜の凱旋では那覇空港に1500人が集まりました。
写真は琉球新報。