今日、6月23日は慰霊の日。1945年6月23日に沖縄戦の組織的戦闘が終結したことにちなんで、琉球政府及び沖縄県が定めた記念日です。沖縄では学校が休みとなります。
糸満市摩文仁の平和祈念公園で、「沖縄全戦没者追悼式」にて参列者5760人が正午の時報に合わせて黙とう、仲井真知事が平和宣言を行いました。
福田首相、岸田文雄沖縄担当相ら招待者も参列し、追悼の言葉、平和への願いを述べました。
太平洋戦争で、唯一地上戦が行われた沖縄では、20万人もの犠牲者が出たといいます。そのうち9万人以上が一般市民や子供だといわれ、その悲惨さは今も体験者や本などから後世に伝えられています。
現在は、2004年に沖国大に墜落したヘリの問題や教科書検定問題、米軍による事件など、戦争が終わった今も尚、「後遺症」が残っているといえるでしょう。
(写真参考;琉球新報)
那覇市前島にある複合型ビル「とまりん」が、今ピンチに立たされています。
とまりんを運営しているのが、泊ふ頭開発。
そのとまりん内で経営している「かりゆしアーバンリゾート・ナハ」が11月末で閉館することになりました。
かりゆし側は、「現在の賃料水準からは収益が見込めない」ことを理由に挙げています。入居以来、13年分の家賃はなんと52億円あまり。賃料交渉はずっと平行線だったようです。
泊ふ頭開発は一時、かりゆし側と売却交渉までしていましたが、結局折り合いがつかず、昨年10月、会社再建計画の一環としてホテル部分を三井不動産(東京)に売却することを決め、三井側と契約交渉を進めていました。
かりゆしは、今後家主になるであろう、その三井側とも賃料交渉をしていましたが、そこでも難航。結局、経済面で大赤字のかりゆしは今回の撤退方針を決定したのかもしれません。
三井側と泊ふ頭開発側の売却交渉も未だ決定しないままで、「とまりん」の行く先は暗雲模様です。
昨日、6月8日は第10回沖縄県議会議員選挙の投開票日でした。
選挙前から、「仲井真現知事に対する評価」と言われ、注目を集めましたが、投票率は57.82%となり、知事を支える与党系が過半数割れ。
仲井真知事が意欲を示している県内のカジノ導入、普天間移設が、今後厳しくなってくる結果となりました。
与野党が議席を半分ずつ分け合う地区もあれば、野党多勢の地区もあります。
今回の選挙で主に争点となったのが、やはり「後期高齢者医療制度」。高齢者の多い沖縄だからこその結果なのかは定かではないですが、後押ししていたことは間違いない、と言っても過言ではありません。
実際に、演説をしている時に有権者から「なんとかしてほしい」という声が多いとのコメントもありました。
政府はこの結果を受け止めながらも「沖縄政策に影響はない。」としているようですが、県内野党は那覇市長選、沖縄県知事選に向けて勢いをつけたい考えのようです。
今後の県政に注目です。
昨日の4月4日、記念すべき第80回選抜高校野球大会の決勝で沖縄尚学高校が9年ぶり2度目の優勝を飾りました。
初回から打線が好調で、9-0の圧勝。
最後の試合で一番いい出来の試合内容に、うちなーんちゅたちは安心して観ていられたことでしょう。
9年前の優勝時、エースナンバーをつけていた比嘉公也が今度は監督となり、県内では「9年前の再現」と前評判から高い期待感を寄せていました。
26歳の若さで選手達を導き、選手達もまた気負うことなく試合に臨むことができたそうです。
沖尚は初戦の2回戦で聖光学院(福島)に1-0、3回戦の明徳義塾(高知)に3-1、準々決勝では天理(奈良)に4-2、準決勝で東洋大姫路(兵庫)に4-2で決勝まで勝ち上がりました。
紫紺の優勝旗が再度海を渡ることに、県内では大盛り上がりで、一部の飲食店やスーパーなどでは優勝セールを行っているところもあるそうです。