沖縄の伝統楽器「さんしん」は、別名「蛇皮線(じゃびせん)」とも呼ばれていて、張ってある皮はニシキヘビの皮です。
日本には生息しないニシキヘビですが、琉球王朝時代にアジアとの交易によって輸入されていたようです。
1993年、元アナウンサーが提唱したのをきっかけに「さんしんの日」ができました。以来、毎年3月4日になると沖縄県内各地で一斉に、時報の音に合わせ、沖縄の代表的な祝いの曲「かぎやで風」を奏でます。
メイン会場の読谷村立文化センターでは、正午から午後8時までの毎正時(計9回)に「かぎやで風」を演奏するほか、古典・民謡の演奏や琉球舞踊などが300人以上の演者によって披露されます。
ラジオでもこの模様が公開生放送されており、メイン会場に行けなくても参加できることが魅力の一つかもしれません。
ちなみに写真は模型です。
今日は、沖縄県内各地で「旧の十六日祭」がありました。
毎年、旧暦の1月16日は「あの世の正月」とされていて、重箱に天ぷらや昆布、ごぼう、こんにゃくなどを詰め、お餅やお菓子などのお供え物をお墓に持って行きます。
写真は、宮古島や石垣島など離島にお墓がある人がウートートーする場所、三重城(みえぐすく)です。自分たちのお墓の方向を向いて、ウチカビ(あの世のお金)を焼きます。
旧の十六日祭は祖先を供養するイベントの一つ。各地域によって若干の違いはありますが、沖縄県本島だけでなく離島など全域にわたって毎年行われる、結構盛大なイベントです。
自分の住んでいる所にお墓が無くてもちゃんと先祖供養するあたりは、沖縄らしいかもしれません。
沖縄県内では、この時期各地でサトウキビの収穫が盛んになってきて、サトウキビ畑では農家の人たちが一生懸命作業をしているのを見かけることができます。
収穫の際は、まず葉を切り落とし、その後、茎を地上近くで切り、倒れた茎を束にして工場へ運び出します。(写真参考)ほとんど人の手で行われますが、最近は小型の機械を使う農家もあるようです。
そして工場では汁を搾り取りますが、残った搾りカスは捨てずに、製造原料になったり工業利用されているようです。
サトウキビは、日照量が多く、豊富な水源が必要であるため、海外ではブラジル、インド、日本国内では沖縄や奄美諸島を中心に栽培されています。
沖縄の方言では「ウージ」と呼ばれ、砂糖の原料の他にウージ染め、飲料などにも利用されます。
去った1月31日~2月1日に、第47回名護さくら祭りが催されました。
名護城跡一帯の、名護中央公園では、カンヒザクラが約2万本並んでおり、開花のこの時期に合わせて毎年桜まつりが催され、多くの人で賑わいます。
地元の人に限らず、各地から家族連れや観光客が来場します。外国人にも人気のスポットのようです。
長い長い階段は頂上の展望台に続くもので、一気に登りきるよりも桜を楽しみながらゆっくりと行くのがオススメです。
名護市街地の祭り会場では、パレードやエイサー、ライブなど多彩なイベントで盛り上がります。
名護中央公園の地図はこちら。
毎年、1月中旬を過ぎると沖縄ではカンヒザクラが開花し始めます。それに合わせて本部町の八重岳では桜まつりが催されます。
八重岳や標高453m。入り口を入ったところから山頂までの沿道がカンヒザクラでピンク一色。
車でも徒歩でも楽しめますが、山頂までかなりあるので、途中の駐車場までは車で、そこから徒歩で山頂を目指すのもいいでしょう。
八重岳桜まつりは、日本一早い桜まつりと言われ、2月15日までの予定です。
沖縄県の桜前線は「北上」ではなく「南下」します。2月には県内南部の地域でも桜を見ることができるでしょう。
本部町八重岳の地図はこちら。
今日午前8時過ぎ、沖縄県南部にある糸満市・小波蔵で不発弾が突然爆発しました。
現場は開通していない市道で、水道工事を行うため掘削作業をしていた男性が大けが。
重機で土中に埋まっていた不発弾に触れたため、爆発した可能性が大きいとみられています。
50m離れた場所には老人ホームの入所者たちが食事中。雷が落ちたような大きな音とともに窓ガラス104枚が割れ、1人の男性が飛び散ったガラスで裂傷したそうです。
けが人は他に報告されていませんが、付近の住宅が爆風で揺れ、寺でも窓ガラスが割れ、衝撃の大きさを物語っています。
過去にも不発弾爆発による死傷者が出ており、未だに戦争の跡が残されている沖縄県内で県民は不安な生活を送っているのです。
(参考記事:琉球新報)
今日は那覇市の奥武山公園内にある県立武道館で、「1000人書き初め席書大会」が催されました。
今回で第12回を迎え、さらに県立武道館が出来る8年前から続いているイベントです。なので総合で20回という記念すべきイベントでもありました。
内閣総理大臣賞をはじめ、各々の特別賞、優秀賞を狙うべく朝早くから大勢の子供たちが集まりました。
オープニングセレモニーでは、書家の茅原南龍氏が縦440cm、横320cmの特大紙に「春」という文字を書く「大揮毫」を披露。
下は4歳、上は85歳、そして佐賀県から参加しに来たという子、老若男女合わせて1008人が新年への思いを新たに、真剣な眼差しで筆を走らせました。
先日日曜日、任期満了に伴い、那覇市長選挙の投開票が行われました。
那覇市は沖縄県の主要都市。与党野党の攻防が激しい中、注目の選挙となりました。
結果、自民・公明推薦の、翁長雄志氏(現職)が大差で当選。3期目の市長を任命されることとなりました。
翁長氏は、今現在問題になっている「とまりん再建」、「小中一貫校の案」、「おもろまち高層マンション」などに意欲を示し、「国政与党が定額給付金の所得制限を市町村判断に委ねる方針を示した件」には、「市町村判断は物理的に不可能」と指摘、政府の動向を注視していく構えのようです。
抱負として「人と人が支え合う協働のまちづくりの仕組みに全力で取り組む。その上で一つ一つの政策を充実させたい。」ということです。
(参考記事:琉球新報)
今日は9月18日、「くとぅば」のゴロ合わせで「島くとぅばの日」です。
「島くとぅば」とは、「沖縄の方言」という意味で、沖縄の方言を次世代に残していこうという、沖縄ならではの条例です。
平成18年3月に、実際に県議会により全会一致で可決されたもの。
「はいさい、ぐすーよーちゅーうがなびら」って、訳すとどういう挨拶かわかりますか?「こんにちは、皆さんいかがお過ごしですか」という意味です。
現在、方言が話せるのは50代後半以上の年輩者たち。下の世代に行くにつれて、「なんとなく分かる」「全く分からない」というように、方言が死滅しつつあります。
条例が布かれてまだまだ日は浅いですが、毎年「島くとぅばの日」には、子供たちがお年寄りと交流したり、方言講座などが開かれているようです。
現在、沖縄は台風13号の影響で雨風がとても強いです。
ただ、与那国島や石垣島に比べると沖縄本島はいたって
普通の雨風。
与那国、石垣は台風のスピードが非常に遅いため、
ほぼ1日中暴風域。
被害も相当なものらしいです。
今日は台風が台湾よりに進んだせいか、束の間の晴れ間が見えましたが、写真を見ても雲はやはり多いです。
その雲も、強風によってすごい勢いで流れていきます。
現在台風の進路はまだ定まっていませんが、沖縄本島にかかってくる可能性もあるようです。