ほぼ毎日のようにニュースで流れている「普天間基地移設問題」。
沖縄県宜野湾市に位置し、市街地であることから、今まで飛行機の墜落や騒音などが懸念され続けてきました。
写真でも分かるとおり、基地の周りは住宅街。小学校もあります。
滑走路は約2700mあり、嘉手納基地と並んで沖縄県内におけるアメリカ軍の拠点。実際に目で見ると、数字で表すよりも大きな大きな基地だということが分かります。
その基地をどこに移転させるのかをめぐって、色んな議論がなされてきました。
現在の政府の案としては、名護市キャンプ・シュワブ陸上部に約600mのヘリ離着陸帯を作り、訓練の場を鹿児島県徳之島に移設する、分散案。将来的にうるま市のホワイトビーチへの移設案など。
5月末には決まる予定だそうです。
普天間基地の地図はこちら。
21日、気象情報が黄砂に関しての情報を発表しました。
今日の朝は全国的に黄砂が確認されており、私たち一般市民も目視で確認することができます。
黄砂とは、中国内陸部の砂漠地帯から、砂塵が風に舞って日本や東アジアなどの地域まで到達する気象状態、または飛来する砂塵そのものを指します。
沖縄で黄砂が確認されたのは今年になって初めて。
この影響で、那覇発着の航空便が欠航するなど影響が出ています。
この黄砂は、北日本から西日本では21日夕方にかけて、沖縄・奄美では22日にかけて続く見込みだということです。
今から6年前の2004年8月13日午後2時15分頃、アメリカ軍普天間基地所属の大型輸送ヘリコプターが訓練中にコントロールを失い、沖縄国際大学1号館北側に接触、墜落、炎上しました。
沖縄国際大学の近くには、今ニュースでも取り上げられている普天間基地が隣接しています。
さらに事故直後、アメリカ軍が現場を封鎖し、大学関係者、日本の行政・警察を一切立ち入れなかったことにも非難が集中。しかし、日米地位協定の壁に阻まれて、現在も全容解明に至ってないそうです。
この事件で、辺野古沿岸への移設、つまり県内移設に反対の意見が強まったといわれています。
沖国大には焼け焦げた壁が一部残されていて、その当時の様子がパネルで説明されてあります。
3月4日は「さんしんの日」。
「さんしん」は「三線」と書く弦楽器で、昔から親しまれています。
ひとりでも多くの人にさんしんに触れてもらおうと1993年に初めて開催されました。
沖縄県内はもちろん、県外、海外など各地でさんしん愛好者が演奏を行います。
与那原町の東浜でも、演奏をしている団体がいました。前川本流一門会。
人々が向いている先には、民謡が彫られた石碑。
「さんしんの日」を記念しての奉納演奏会だったようです。
27日午前5時31分頃、沖縄本島近海でM6.9の地震が発生しました。
糸満市で震度5弱、那覇市や南風原町、西原町などで震度4。
気象庁によると、沖縄本島での震度5以上の地震は1911年の99年ぶりで、今朝の新聞でも一面トップで扱われています。
今回の地震は「横ずれ型」。津波の起こりにくい地震だそうですが、ニュースでも流れている通り、チリ地震の影響で沖縄県内全域にも一日中、津波警報が出されています。
沖縄は「地震が起こりにくい」という迷信がありますが、今回、未知の活断層の存在が懸念されており、県民の不安と関心は高まりそうです。
沖縄では現在、「カンヒザクラ」が満開の時期を迎えています。
本土の「ソメイヨシノ」とは違い、濃いピンク色。たまに薄紅や白もあるようですが。
漢字で書くと「寒緋桜」ですが、「緋寒桜」(ヒカンザクラ)と呼ばれることも多いです。
これとは別に「彼岸桜」(ひがんざくら)という花があり、そちらとは「か」と「が」の違いだけになり間違えやすいので、混同を避けるために「緋寒」を「寒緋」にひっくり返して最近は「カンヒザクラ」と呼ぶようになった、という経緯があるそうです。
沖縄で「桜」といえばこの「カンヒザクラ」のこと。
1月から2月という寒い時期に北部で開花し、南下していきます。
本土の花見時期にはすでに葉桜となることが多いです。
沖縄県内の高校生が一堂に出品する書道展が、本日29日午後1時から催されています。
場所は新都心にある県立美術・博物館の県民ギャラリー。
建物に入って右手の通路奥です。
今回で21回めをむかえ、本島の高等学校はもちろん、離島からもたくさんの出品がありました。
31日(日)まで催されていますので、書道愛好者はもちろん、そうでない方も沖縄の高校生の筆さばきを一度ごらんになってください。
入場は無料。
日本一早い桜まつりが、沖縄県北部地域で開催しています。
一番早いところでは「本部八重岳桜まつり」が16日から開催されていますが、これから至るところで順に開花と同時に催されていきます。
普通は、桜は北上していくものですが、沖縄の桜は北部から咲き始め、南下していきます。
「桜は厳しい寒さを乗り越えて、暖かい気候になると咲く」と言われていますが、沖縄の場合は寒さが足りないため、寒波が南下してくるのを待って、先に寒くなる北部から咲き始めるというわけです。
写真は某スーパーでの案内です。北部の案内しかありませんが、この他に那覇市や八重瀬町でも桜まつりは催されます。
1月15日の午後6時前、西へ沈む直前の太陽が一部欠け、「部分日食」が起こりました。
写真は琉球新報の写真で、石垣島で撮影されたものです。
沖縄地方は観測条件が最も良く、まるで三日月のように沈んでいく太陽が観測されました。
日本では「部分日食」しか見られませんでしたが、アフリカからインド洋を通って中国にいたるまでの地域では、太陽がリング状に欠ける「金環日食」が見られたようです。
次回、日本での「金環日食」は、2012年5月21日に関東や東海、九州南部で起こり、そのほかの地域でも部分日食になるそうです。
また、「部分日食」が見られるのは来年6月2日で、今度は北日本で観測できるようです。
記念すべき第20回1,000人書き初め席書大会が、県立奥武山武道館にて催されました。
書家の茅原南龍先生が特大の筆で「春虎」と揮毫。(写真の舞台中央)
最年少5歳から最高年齢62歳まで、1240人の参加者が当日発表の課題を、新年への思いを胸に筆を走らせていました。
もちつき大会では参加者はもちろん、一般観覧者も参加できます。
表彰式では、沖縄では唯一この書き初め大会だけの「内閣総理大臣賞」に豊里美結さん(中1)が選ばれた他、「文部科学大臣賞」「北方及び沖縄対策大臣賞」などの特別賞、そして優秀賞が選ばれました。