久米島紬の機織り
12月 19, 2013
「紬」は「紡織り」の略で、蚕繭から糸を取り出し、よりをかけて丈夫な糸に仕上げて織った絹織物のことです。
沖縄の織物の素材をみると、芭蕉・芋麻・木綿・絹がありますが、絹織物は首里を除くほとんどが、久米島で織られていました。
それが「久米島紬」です。
中国から漂流した人から学び、その後、越前や薩摩からの使いによって、徐々に進歩していきました。
1900年代に入り、紬織物の指導を中心とした実業補修教育を施し、両村の子女を養成するようになりました。
「久米島紬」の最盛期には、当時の貧しい村民の生活を支えていたそうです。
1977年には「久米島紬」の技術が沖縄県指定無形文化財(保持団体)に指定されました。