テリハボク

12月 3, 2011

「テリハボク」は、あまりなじみのない木ですが、世界の熱帯・亜熱帯地域に自生し、日本では南西諸島や小笠原諸島に自生しています。

原産地はマダガスカル。

成長は遅く、高さは10mから高いものでは20mにもなるそうです。

細めの木に見えますが、材質が硬くて強いので、家屋や舟などの材料にも用いられます。

また、フクギと並んで海岸の暴風保安林や潮害防備保安林として活用されます。

種子からは油が採れますが、食用にはなりません。

外用薬や化粧品原料に使われたり、灯火用にもされ、現在はバイオディーゼル燃料に適するとして利用価値が高まっているようです。

方言名は「ヤラウ」というそうです。

濃い深緑色で独特な香りのあるオイルは、湿疹、吹き出物、乾癬などのあらゆる皮膚疾患に効くといわれ、特に火傷や切り傷などには抜群の効果があるといわれています。

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