育徳泉

11月 26, 2011

「育徳泉」は、「識名園」の中にある水源です。

巧みな曲線で作られた、琉球石灰岩の「あいかた積み」となっています。

井戸口の上には泉をたたえた二つの碑が建てられています。

向かって右側は、1800年、尚温王の冊封正使趙文揩が題した「育徳泉碑」。

左側は、1838年、尚育王の冊封正使林鴻年が題した「甘醴延齢碑」。

もとの碑は戦災を受けて一部が破損したため、現在の碑は1980年に復元されました。

「育徳泉」は、淡水藻「シマチスジノリ」の発生地として、国の天然記念物にも指定されています。

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