「識名園」の敷地内に、「六角堂」という建物があります。
池に浮かぶ島につくられた六角形のあずまやです。
『六角堂は、1916(大正5)年以後!
六角堂については、明治時代までは四角の入母屋づくりの建物であったことが、写真資料からわかっていますが、一体いつから「六角」になったのか、よくわかっていません。このほど、大正5年4月29日(土)付けの琉球新報記事から、その時点までは「四角」であったことが確認できました。』
屋根の形や瓦を黒く色づけているところが、中国的な趣を感じます。
「六角堂」のある島へは、琉球石灰岩でつくられたアーチ橋が架けられています。
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「育徳泉」は、「識名園」の中にある水源です。
巧みな曲線で作られた、琉球石灰岩の「あいかた積み」となっています。
井戸口の上には泉をたたえた二つの碑が建てられています。
向かって右側は、1800年、尚温王の冊封正使趙文揩が題した「育徳泉碑」。
左側は、1838年、尚育王の冊封正使林鴻年が題した「甘醴延齢碑」。
もとの碑は戦災を受けて一部が破損したため、現在の碑は1980年に復元されました。
「育徳泉」は、淡水藻「シマチスジノリ」の発生地として、国の天然記念物にも指定されています。
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「識名園」は、琉球王家最大の別邸で、国王一家の保養や外国使臣の接待などに利用されました。
18世紀の終わりごろに作られたと言われています。
「識名園」は、池の周りを歩きながら楽しむ「廻遊式庭園」になっています。
写真の右手前の「六角堂」は中国風あずま屋で、アーチ橋で繋がっています。
池の周りを琉球石灰岩で積んだりと、琉球独特の風景にもなっています。
1941年に国の名勝に指定されましたが、大戦により破壊され、約20年の月日を持って整備。
1976年に再び国の名勝の指定を受けることができました。
2000年には特別名勝に指定され、さらにユネスコの世界遺産に登録されました。
識名園の地図はこちら。
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「那覇市」は、沖縄県本島にある都市で、沖縄県県庁所在地となっています。
写真の奥に白い建物の県庁が見えます。
面積は、全国都道府県庁所在地の中で新宿区を除いて最も小さいです。
総人口は、9月末時点で31万9千人を超えています。
空港、港も那覇市内にあり、「国際通り」や「首里城」、「新都心」など観光地も多いため、観光客は必ず訪れる市。
「那覇(なは)」の語源は、漁場を表す「なふぁ」からきているそうです。
7月8日は「那覇の日」と制定されていて、「那覇市歌」もあるようです。
那覇市周辺の地図はこちら。
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「金城ダム」は那覇市首里の弁ヶ岳を源とする安里川に建設された洪水調節のためのダムです。
安里川は、中流から河口にいたる川幅が非常に狭いため、大雨のたびに氾濫し、多くの被害をあたえてきました。
しかし安里川の周辺には民家が密集しているため、川幅を広げる工事を行うことは困難な状況となっていました。
そのため、安里川の洪水氾濫を防止する抜本的対策として、上流にダムを建設して洪水調節を行う経緯となったのです。
平成12年に完成した「金城ダム」は、現在地元の人の憩いの場となっています。
金城ダムの地図はこちら。
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去った11月3日、「首里文化祭」が催されました。
「首里文化祭」は毎年文化の日に行われる、首里地区一帯のお祭りで、沖縄三大祭りの一つと言われています。
道路は歩行者天国となり、幾つかの地点で青年団、婦人会、子ども会等の旗頭、琉球舞踊、エイサー、空手などの伝統芸能の演舞などが披露されます。
写真は首里鳥堀青年会の旗頭演舞風景です。
灯篭(トゥールー)の菖蒲(ショウブ)は「優しさ・忍耐・信頼」という意味を持ち、デザインは戦前の旗頭をモチーフに復元したものだそうです。
旗字の「武勇」は先人達が常に勇ましく、果敢であった姿を受け継ぎ、伝えていこうという思いが込められているそうです。
全長9m、重量60kgの旗を十数人の旗持ちで交代しながら舞いを披露します。
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「大石公園」は、那覇市の「識名園」の近くにある公園です。
高台にあり、那覇市内を眺望することができる気持ちの良い公園です。
駐車場も完備されています。20台収容可。
アスレチック遊具、ブランコ、滑り台など子供が飽きなさそうな遊具もあります。
遊歩道ではジョギングしたり散歩したりでき、所々に休憩所もあるので、ちょっとした運動もできそうです。
他にもゲートボール場、テニスコート、グラウンドもあり、大人同士で汗をかくのにももってこいです。
大石公園の地図はこちら。
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「琉球漫葉集」は、沖縄の方言でよく使われているセリフを「万葉集」にちなんで作成されたものです。
沖縄の方言は離島などで大きく異なることは「宮古方言」で説明しましたが、この「琉球漫葉集」は主に首里地区の方言で作成されているそうです。
とあるそば屋さんの壁に貼られていました。
レジ横でも販売しているそうです。390円。
少し紹介すると「カナサン」=「愛おしい」、「ニーブイカーブイ」=「眠くてウトウト」、「マーカイガ?」=「どこに行くの?」など。
「アガー」=「痛い」など有名な方言から難しい発音の方言もあり、面白いです。
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沖縄には沖縄方言がありますが、宮古島や石垣島などの離島独自の方言も存在します。
同じ沖縄県内でも、全く違う発音となっているので、通じない場合が多いです。
今回は宮古方言の紹介。
代表的なのが「いらっしゃい」。
沖縄本島では「めんそうれ」ですが宮古方言では「んみゃーち」。
飲酒運転防止の看板に、宮古方言が利用されていました。
「だいずさいが100万円ぱらーでぃな」とは「大変だ。100万円払う気か」という意味です。
看板の横に立っているのは、宮古の人なら知らない者はいないという「宮古島まもる君」です。
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「ウシヌジガマ」は、勝連城跡の二の曲輪の北西側にある洞窟です。
「ウシヌジ」の意味は敵に攻められて危険なときに身を隠してやり過ごす場所ということだそうです。
ウシヌジガマの洞窟内には火の神(ヒヌカン)がお祀りされています。
拝所としても利用されていました。
この「ウジヌシガマ」の洞穴と、一の曲輪の中央部にある「玉ノミウヂ御嶽」の洞穴は繋がっているらしいです。
戦時中は防空壕としても利用されていたようです。
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