対馬丸記念館

8月 23, 2011

沖縄戦真っ只中の昭和19年8月22日、沖縄からの疎開者を乗せた「対馬丸」は、鹿児島県・悪石島付近で米海軍潜水艦ボーフィン号の魚雷攻撃を受け沈められました。

たくさんの学童を含めた民間人が犠牲になったこの歴史的事件は、当初、救助された人々に「箝口令(かんこうれい)」がしかれ、対馬丸が撃沈された事実を話すことを禁じられたものの、「“学童疎開船”対馬丸の悲劇」として今でも語り継がれています。

平和と命の大切さを子供の目線で伝えていくことを目的に建設されたのが「対馬丸記念館」です。

記念館には、生存者や遺族の証言の記録と、わずかな遺品が一つのパネルにおさめられていますが、解説には読み仮名を振ったり難しい言葉は使わないように注意されています。

来館する子供たちのために、イラストや写真などの工夫もされています。

大人500円、中高生300円、小学生100円。

毎週木曜日と年末年始は休業。

対馬丸記念館の地図はこちら。