富盛(ともり)の石彫大獅子
6月 8, 2011
八重瀬町の富盛にある勢理城には、部落を守る石彫大獅子があります。
昔、富盛は火事が相次ぎ、人々が風水師に相談したところ、フィーザン(火山)といわれる八重瀬岳に向かってシーサーを建てることになりました。
が、村人が「神聖としている八重瀬嶽に直接向けられない」と少し方角をずらしていったそうです。
村落獅子タイプのシーサーでは最も古い(1689年)シーサーです。
最も大きい(高さ1.54m、全長約1.40m、幅約50cm、県内でも最大の大きさを誇っています。
沖縄戦をくぐりぬけてきたシーサーで、兵士が獅子に隠れながら銃撃戦をしました。
戦闘での弾痕が、今でもシーサーに残っています。