八重瀬町の富盛にある勢理城には、部落を守る石彫大獅子があります。

昔、富盛は火事が相次ぎ、人々が風水師に相談したところ、フィーザン(火山)といわれる八重瀬岳に向かってシーサーを建てることになりました。

が、村人が「神聖としている八重瀬嶽に直接向けられない」と少し方角をずらしていったそうです。

村落獅子タイプのシーサーでは最も古い(1689年)シーサーです。

最も大きい(高さ1.54m、全長約1.40m、幅約50cm、県内でも最大の大きさを誇っています。

沖縄戦をくぐりぬけてきたシーサーで、兵士が獅子に隠れながら銃撃戦をしました。

戦闘での弾痕が、今でもシーサーに残っています。

富盛の石彫大獅子の地図はこちら。

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