クマヤ洞窟
11月 26, 2010
伊平屋島にある「クマヤ洞窟」は、江戸時代の学者、藤井貞幹が「天の岩戸は伊平屋島にある」と発表して以来、次々と学者や研究者が訪れ、昭和33年に史跡文化財に指定されました。
全国に数ある「天の岩戸」伝説最南端の地。
クマヤの呼び名の由来は、天の岩戸伝説で大昔に神々の争いをみかねた天照大神が、洞穴にこもってしまうエピソードからだそうです。
神が穴に籠っていた=籠穴(クマヤ)。
地質学的に言えば、この洞窟は今から2億8000万年前にできた珪岩質(チャート)という固い岩が、波や風の力によって浸食されて空洞になったものだとか。
沖縄に多数ある石灰岩質の洞窟とは異なるものです。
薄暗い洞窟内は涼しく、神秘的です。