シークヮサー

7月 3, 2010

si-kuwasa-.jpg「シークヮサー」はミカン科の常緑低木です。

和名を「ヒラミレモン」といい、柑橘類の実がなります。

琉球諸島、台湾に自生し、高さは約5mほど。

花期は4月頃で、小さな白い花を咲かせます。

長寿日本一といわれる大宜味(おおぎみ)村で主に栽培されています。

沖縄方言で「シー」は「酸」、「クヮーサー」は「食わせるもの」を表し、「シークヮーサー」という名称は「酸を食わせるもの」を表すそうです。

沖縄県の特産品の一つで、レモンやゆずの代わりに果汁を飲み物や料理、醤油に加えるなどして使用しています。

「シークヮサージュース」はお土産品店などではよく見かけることができますが、普通のスーパーや商店にもあり、なじみのある特産品となっています。

含まれる栄養素は、ビタミンC、ビタミンB1、クエン酸。

また、フラボノイドの1種であるノビレチンが、他の柑橘類に比べて2~10倍も含まれており、これには血糖値や血圧上昇の抑制効果 、がん細胞の増殖抑制作用、抗炎症作用などの効果があることが認められていることから、健康食品としても注目を集めているようです。