野國総官の墓

5月 29, 2010

nokunisoukan-haka.jpg「嘉手納マリーナ」内に、「野國総官の墓」が建てられています。

樹木の生い茂った中の、ひっそりとした場所ですが、墓の内外に「野國総管墓供養碑」「野國野国由来記」の碑も建立されています。

1956年(昭和31年)2月22日に県文化財に指定されました。

野國総官は中国から甘藷(イモ)を持ち帰り、自分の村で栽培し、近隣の村に分配。

その後15年ほどかけて沖縄中に広まり、沖縄は飢饉から救われたことから、野國総官は「ウンムウフス(甘藷大主)」と呼ばれるように。

1700年に野国地頭だった章氏野国正恒が自分の財産で野國総官の墓を建てたといわれています。

野國総官の墓の地図はこちら。

hououboku-kaika2010.jpgホウオウボク(鳳凰木)が開花の時期を迎えています。

赤に近い、濃いオレンジ色の花が密集して咲いていると、思わず目をひかれます。

ホウオウボクはジャケツイバラ科ホウオウボク属の熱帯性落葉高木で、熱帯三大花樹の1つ。

沖縄では公園や街路樹など至る所でホウオウボクを見ることができます。

熱帯植物なので、日本では沖縄や小笠原諸島を中心に分布しています。

写真でもわかるように樹形が傘状に広がって成長しますが、台風など強風にはあまり強くありません。

oobanaariakekazura.jpg「オオバナアリアケカズラ」は、キョウチクトウ科の常緑低木。

南米が原産地で、アリアケカズラの園芸品種です。

日当たりが良ければ土質を選ばないので、沖縄ではその丈夫な性質を利用して、街路や公園、海岸の近くなどに植栽されています。

名前の通り大きな花を咲かせます。

4月から11月が開花時期なので、咲いているのを見つけたら紹介したいと思います。

ちなみに沖縄県浦添市の「市民の花」に指定されています。

嘉手納マリーナ

5月 24, 2010

kadena-mari-na.jpg沖縄県本島中部に位置する嘉手納町。

「嘉手納マリーナ」は、ショッピングモール「ネーブル嘉手納」の近くにあります。

国道58号線を那覇から北上していくと、左手に「KADENA MARINA」という英語の案内が見えてきます。

米軍関係の施設なので、昔は日本人は入れなかったようですが、今は普通に入れます。

ビーチとレストラン(シーサイド・イン・レストラン)があり、主に米軍関係者が利用しています。

ちなみに奥の樹木が生い茂っているところに「野國總管の墓」がひっそりと建っています。

嘉手納マリーナの地図はこちら。

kadenakiti-kurasuta-bakudan.jpg18日午前10時すぎ、米軍嘉手納基地からクラスター爆弾を積んだ戦闘機が飛び立ちました。

クラスター爆弾とは、殺傷能力が高い非人道的兵器として国際的に全面禁止の動きが進んでおり、日本も使用、製造、保有の禁止条約を締結しています。

アメリカは締結しておらず、クラスター爆弾を装着した戦闘機が嘉手納基地から飛び立ち、実弾訓練をしたことが今ニュースで話題になっています。

12日と17日にも確認されており、こうした動きに対して嘉手納町議会が臨時会で、使用や外来機の飛来中止などを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。

写真は「道の駅・かでな」からの嘉手納基地の風景。

野國總管の像

5月 18, 2010

nokunisoukan-zou.jpg野國總管(のぐにそうかん)は嘉手納町野国の出身で、尚寧王時代に首里王府の貿易船の總管役を務めた人です。

なので總管というのは本名ではなく、役職名。

1605年に中国福建省から甘藷(いも)の苗を鉢植にして持ち帰り、郷里の野国村で栽培しました。

当時の琉球は貧しく、人々は貧困に苦しんでいました。それが甘藷によって救われ、野國總管のその業績は今でも語り継がれ、「芋大主」(ウムウフシュ)や「産業の父」と呼ばれ親しまれています。

写真は「道の駅・嘉手納」にあった像ですが、嘉手納町国道58線沿い、米軍施設カデナマリーナ入口にもあるようです。

10月上旬頃には嘉手納町で「野國總管まつり」を催しています。

5.15heiwa-kousin2010.jpg今から38年前の1972年5月15日、沖縄が本土復帰しました。

戦後、米軍の占領統治を経て、復帰した現在も沖縄には全国の米軍専用施設の74%が集中しているのが現実です。

昨日から沖縄本島を3つのコースに分けた「5.15平和行進」が実施されており、約3500人が基地の無い平和な沖縄を平和行進で訴えています。

平和行進は名護市辺野古、読谷村、糸満市からスタート。

普天間基地のある宜野湾市に終結し、県民大会を開く予定となっています。

道の駅・かでな

5月 13, 2010

mitinoeki-kadena.jpg「道の駅・かでな」は、沖縄県本島中部にある嘉手納町にあります。

2008年12月に道の駅・豊崎がオープンするまで、日本最南端の道の駅でした。

米軍嘉手納飛行場が隣接していて、一望できるスポットとなっていて、有料の望遠鏡もあります。

その展望フロアをはじめ、情報提供装置や学習展示室などが設置されています。

タイミングが合えば戦闘機などの離発着を見ることが出来ます。

展望フロアは午前8時~午後10時まで。

レストランや売店も設置されています。

道の駅・かでなの地図はこちら。

おしゃれシーサー

5月 11, 2010

osyare-si-sa-.jpg那覇市のお蕎麦屋さんの入り口に、可愛らしいシーサーが座っていました。

店舗の前や店舗内にシーサーがいるのはよく見かける光景ですが、最近はオリジナリティ溢れるシーサーを目にすることができます。

各々の店舗で、それぞれの店の雰囲気に合わせているのか、お気に入りなのか、目を引くシーサーたち。

写真は、目と鼻と口が大きくて、それでいてイカツくない印象なのは多分に鮮やかな色を身にまとっているからでしょうか。

街中ではお土産屋さんなどで色んな色をしたシーサーを見かけますが、これはきつくない、「おしゃれシーサー」でした。

沖縄 梅雨入り

5月 7, 2010

tuyuiri-2010.jpg沖縄が梅雨入りしました。

気象台が昨日6日に発表したとのことで、昨年より12日早く、平年より2日早い梅雨入りとなりました。

沖縄本島では北部を中心に激しい雨が続いていて、一時、大雨・雷・洪水警報が出るなどしています。

日本で一番早い桜の開花に続き、日本一早い梅雨入り。

沖縄地方では毎年、立夏を過ぎた頃に梅雨入りします。

梅雨が明ける時期は、6月下旬頃になりそうです。