kakaji-takadainouta.jpg嘉数高台公園の展望台を上ると、そこから普天間基地を望むことができますが、そこに知花栄幸という人が作った詩「嘉数(カカジ)高台の詩」の石碑があります。

『大戦終わて 一昔過ぎて
世界に知りゆる象徴みして
嗚呼 嘉数高台』

『年や改まて 辰年と更て
願事ん叶て 名所出じて
嗚呼 嘉数高台』

『新た名ゆとたる村人の努力
弾の雨降たる 戦さ偲ぶ
嗚呼 嘉数高台』

この詩は5番まであるのですが、激戦地となった嘉数高台のことを詩っています。

戦争時の様子や、終戦後の偲びの思いが込められています。

kenmintaikai2010.jpg2007年9月の、「教科書検定意見撤回を求める県民大会」から3年、4月25日の昨日、今度は「普天間基地県内移設反対の県民大会」が催されました。

この大会は県議会が超党派で計画し、「県内容認」の姿勢を見せていた仲井間弘多知事も参加しました。

知事は大会出席を「現行計画の撤回」とは位置づけておらず、最終的に政府の現行計画に戻ってきた場合、容認の可能性を残す意図があるようです。

大会会場の読谷村運動広場には9万人の県民が参加。

県内の全41市町村の首長、首長代理、そして民主、自民、公明、共産、社民各党の国会議員らも参加したそうです。

写真は琉球新報の見開き一面トップ記事。

kakazu-takadai-totika.jpg「トーチカ」とは、ロシア語で、鉄筋コンクリート製の防御陣地を指す軍事用語です。

嘉数高台公園は、沖縄戦時には激戦地となった場所で、日本軍が使用した「トーチカ」が今も残されています。

大きさとしては小規模なもので、嘉数高台公園にあるものは、コンクリート製のトーチカから続く洞窟、トンネルなどがあります。

1945年4月1日、北谷海岸から上陸した米軍にほとんど抵抗しなかった日本軍は、このトーチカで待ち伏せして、爆弾を抱えて体当たりする作戦で米軍戦車30台のうち22台を撃破しました。

24日の陥落までに、米軍の戦死者の大半はこの「嘉数高台の激戦」で出るほどだったそうです。

kakazu-takadai-tennboudai.jpg宜野湾市嘉数にある「嘉数高台公園」の展望台です。

芝生の広場を突き抜けて、その先の階段を登ると、高台の頂上には写真で見る地球儀を模ったような展望台。

展望台を一番上まで登ると、宜野湾市や浦添市を眺めることができます。

現在全国ニュースで注目の的となっている「普天間基地」も望むことができ、基地の立地状況や軍用機が飛び立つ状況など見ることができるので、政府関係者らがここから視察します。

また学校教育の平和学習にも利用されるようです。

夜景もとてもキレイですが、人が少ないため、女性同士などでは昼間がいいかもしれません。

kakazu-takadai-kouen.jpg宜野湾市嘉数にある「嘉数高台公園」。

沖縄戦時の激戦地と知られていて、公園内には「トーチカ」や「京都の塔」「青丘之塔」などの慰霊の塔があります。

遊具や芝生の広場があり、休日には地元の家族連れやお年寄りがゲートボールを楽しむ姿を見られます。

遠足などにも利用されるようです。

次回紹介しますが、展望台からは「普天間基地」を望むことができ、よく政府関係者などが視察にやってきますが、ここから行われます。

駐車場は18台。

嘉数高台公園の地図はこちら。

senagajima-hikouki.jpg豊見城市にある瀬長島は空港に近く、離発着する飛行機を間近で見ることができます。

実際に、飛行機を見ようと多くの人がその目的で集まるスポットです。

写真の飛行機は、すぐ隣にある那覇空港に着陸するためにタイヤが出ているのが確認できます。

道の、ホントにスレスレのところを飛んでいるので、大きなエンジン音と共に迫力があります。

真下から写真を撮る観光客もいました。

夜になると、滑走路のいろいろな色の光がキレイで、昼間とはまた違った迫力が楽しめます。

飛行機ファンならずとも、一度行って体感してほしい場所です。

しおさい公園

4月 15, 2010

siosaikouen-iriguti.jpg瀬長島の近くにある「しおさい公園」。

場所は豊見城市の与根。「豊見城カントリー倶楽部」の裏側に位置します。

瀬長島と同じく空港の近くなので、離発着する飛行機を真上に眺めることができます。

写真は入り口付近。奥のほうに遊具もありますが、「広い芝生の公園」といった感じで、犬を自由に遊ばせたり、簡単なサッカーゲームなども出来そうなところです。

時々ビーチパーティーをしている人たちや、ウォーキングに精を出している人もいて、それぞれが思いのままに過ごしていました。

しおさい公園の地図はこちら。

okinawaserura-sutajiamu-gai.jpg近くの住宅地から見える「沖縄セルラースタジアム那覇」です。

外野に天然芝が敷設されているのが見えます。

6月末に35年ぶりのプロ野球交流試合が行われる予定ですが、これに先立って4月17日と18日に巨人(ファーム)vs阪神(ファーム)の試合を予定しています。

18日の試合は、沖縄では初めてのプロ野球ナイター。

沖縄にはたくさんの12球団中9球団がキャンプをしていますが、この「沖縄セルラースタジアム那覇」も、2011年以降の巨人の第二キャンプ地として使用されることになりました。

okinawaserura-sutajiamu-nah.jpg那覇市の奥武山公園内にあった旧・奥武山球場は、「沖縄セルラースタジアム那覇」と新しく名前が変わりました。

命名権は「沖縄セルラー」が年間1200万円で取得し、隣接する屋内運動場は「沖縄セルラーパーク那覇」。

4月3日、落成式が行われました。

同球場は両翼100m、中堅122m。収容人数は内野スタンド固定席1万5000、外野スタンド1万5000人。本格的なナイター設備などを備えています。

6月末には、県内では35年ぶりのプロ野球公式戦が行われる他、8月には沖縄美(ちゅ)ら島沖縄総体などで使用される予定があります。

沖縄セルラースタジアム那覇の地図はこちら。

kobanonanyousugi.jpg「コバノナンヨウスギ」は、ナンヨウスギ科の常緑の針葉高木です。

幹はまっすぐに立ち、枝を水平に分岐して、均整のとれた円錐形の木です。

パッと見て、クリスマスツリーのようにも見えます。別名は「パインツリー」だそうです。

「コバノナンヨウスギ」という名前は和名。「ノーフォークマツ」とも呼ばれます。

写真で見てわかるように、とても高い木なのが特徴。成長がとても早く、あっという間にアパートの2階、3階部分までに達します。

台風には強いようです。先日、奥武山公園内で強風のため折れた「コバノナンヨウスギ」は、幹の中が腐っていたことから折れたとされています。

民間の家よりも街路樹、公園などで見かけることができます。