イッペーの木

3月 6, 2010

ippe-noki2010.jpg「イッペーの木」が花を咲かせています。

枝からは、葉が一枚もなく鮮やかな黄色の花が咲いているだけ。

桜と同じように冬には葉が落ち、2月~4月にトランペットのような形をした花が咲きはじめます。

ブラジルの原産で南米に広く分布し、黄色だけでなくピンク、白、紫の花を咲かせる木もあるようです。

沖縄へは戦後に南米から移入されました。英名は「ゴールデン・トランペット・ツリー」 。

ちなみに沖縄の方言で、「イッペー」は「大変、とっても」という意味があります。

一本の木にたくさんの花が咲く様子を表現したのかもしれません。

sansinnohi2010.jpg3月4日は「さんしんの日」。

「さんしん」は「三線」と書く弦楽器で、昔から親しまれています。

ひとりでも多くの人にさんしんに触れてもらおうと1993年に初めて開催されました。

沖縄県内はもちろん、県外、海外など各地でさんしん愛好者が演奏を行います。

与那原町の東浜でも、演奏をしている団体がいました。前川本流一門会。

人々が向いている先には、民謡が彫られた石碑。

「さんしんの日」を記念しての奉納演奏会だったようです。

miegusuku-16niti2010.jpg今日は旧暦の1月16日。グソー(あの世)の正月といわれています。

沖縄では毎年この日になると、墓参りをしてお供え物をし、先祖供養を盛大にします。

宮古、八重山など離島で盛んに行われている行事ですが、里帰りできないなどの理由から、三重城の海岸では、故郷の島に向かい手を合わせる家族連れがたくさん訪れます。写真はその三重城の様子。

風が強く、また津波の懸念もありましたが、無事に16日祭を終えることができました。

今日は県立高校の卒業式と重なりましたが、石垣島では卒業式を延期。離島ではそれほど根強く残っている重大行事というわけです。