太平洋戦争後、沖縄はアメリカの統治下におかれ、日本本土との行き来もパスポートが必要でした。
通過単位も「円」ではなく「ドル」。
1972(昭和47)年5月15日、戦後27年間に及んだアメリカの統治が終わり、沖縄が日本に復帰することになりました。
パスポートも不要でドルから円の生活に変わりました。それまでの交換レートは1ドル=360円。
復帰時には変動相場制への移行で1ドル=305円。
日本政府の補償などもありましたが、沖縄全体が受けた損失は大きいものでした。
今のおじぃ、おばぁからはドル生活の話を聞くこともできるでしょう。
ほぼ毎日のようにニュースで流れている「普天間基地移設問題」。
沖縄県宜野湾市に位置し、市街地であることから、今まで飛行機の墜落や騒音などが懸念され続けてきました。
写真でも分かるとおり、基地の周りは住宅街。小学校もあります。
滑走路は約2700mあり、嘉手納基地と並んで沖縄県内におけるアメリカ軍の拠点。実際に目で見ると、数字で表すよりも大きな大きな基地だということが分かります。
その基地をどこに移転させるのかをめぐって、色んな議論がなされてきました。
現在の政府の案としては、名護市キャンプ・シュワブ陸上部に約600mのヘリ離着陸帯を作り、訓練の場を鹿児島県徳之島に移設する、分散案。将来的にうるま市のホワイトビーチへの移設案など。
5月末には決まる予定だそうです。
普天間基地の地図はこちら。
名護の市街地の、ちょうど橋の真ん中に巨大なガジュマルがそびえ立っています。
「ヒンプンガジュマル」といって、樹齢300年ほど。高さは20m近くにもなります。
「ヒンプン」とは、沖縄の家には目隠しになる様に門の所に塀を作っているのですが、その塀の事をヒンプンといいいます。
ヒンプンの役割は2つ。外からの視線をさえぎること。そして悪霊などの進入を防ぐこと。
ガジュマルの前に石碑があります。この石碑が名護市の入り口にあることから「ヒンプンガジュマル」と呼ばれているようです。
「このガジュマルの下で願い事をすると、その願い事が叶う」という言い伝えがあることは有名です。
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21日、気象情報が黄砂に関しての情報を発表しました。
今日の朝は全国的に黄砂が確認されており、私たち一般市民も目視で確認することができます。
黄砂とは、中国内陸部の砂漠地帯から、砂塵が風に舞って日本や東アジアなどの地域まで到達する気象状態、または飛来する砂塵そのものを指します。
沖縄で黄砂が確認されたのは今年になって初めて。
この影響で、那覇発着の航空便が欠航するなど影響が出ています。
この黄砂は、北日本から西日本では21日夕方にかけて、沖縄・奄美では22日にかけて続く見込みだということです。
宜野湾市、真栄原地区で車を走らせていると面白い看板が目に付きます。
写真は佐真下という地区の看板。「佐真下の皆さん、おはよう。目を佐真下?」
この他にも「犯罪はゼロ。演歌はジェロ。」
「あせりは禁物。あさりは海産物。」
「美らカーギは、カギをかけてね。」
ちなみに「美らかーぎ」とは沖縄の方言で「美しい人」という意味。
自治会長さんがユーモアのある人だそうで、あちこちで見つけるたびに思わず笑ってしまいます。
生活にちなんだテーマをダジャレで呼びかけるこの看板は、地元人だけでなく通りすがりの人たちにも好評だそうです。
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今から6年前の2004年8月13日午後2時15分頃、アメリカ軍普天間基地所属の大型輸送ヘリコプターが訓練中にコントロールを失い、沖縄国際大学1号館北側に接触、墜落、炎上しました。
沖縄国際大学の近くには、今ニュースでも取り上げられている普天間基地が隣接しています。
さらに事故直後、アメリカ軍が現場を封鎖し、大学関係者、日本の行政・警察を一切立ち入れなかったことにも非難が集中。しかし、日米地位協定の壁に阻まれて、現在も全容解明に至ってないそうです。
この事件で、辺野古沿岸への移設、つまり県内移設に反対の意見が強まったといわれています。
沖国大には焼け焦げた壁が一部残されていて、その当時の様子がパネルで説明されてあります。
新都心にある、とある沖縄そば屋さんで見つけました。
沖縄そばを持って、今にも食べそうな、そして嬉しそうな表情。
「そばじょーぐーシーサー」です。
「じょーぐー」とは沖縄の方言で「大好物」という意味。「泡盛じょーぐー」、「チョコレートじょーぐー」、「カニじょーぐー」など。
このシーサーはまさに「そばじょーぐー」その通りの表情です。
持っている沖縄そばよりもはるかに大きい口。
サイズは小さめでしたがインパクト大のシーサーでした。
「トックリヤシ」はその名の通り、基部がトックリのようになっていることから由来しています。
沖縄にはヤシの木の種類がたくさんありますが、この「トックリヤシ」は形を見てすぐ分かるものだと思います。
原産地はマスカリン諸島。沖縄県内の各地至る所で見かけることができます。
欧米では「ボトルパーム」と呼ばれているそうです。
寒さに弱く、12度以上無いと育たないそうです。
現在は「ホ・オポノポノ」という本の影響で、観葉植物として人気が高まっているようです。
ネイティブハワイアンの伝統的な「問題解決」法で紹介されたのが、「トックリヤシは経済的に潤う木」なのだとか。
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「ビロウ」は、その姿形から見てわかるようにヤシの仲間。
漢名は蒲葵。沖縄では「クバ」とも呼ばれています。
どっしりとした幹から、葉は掌状に広がり、先は垂れ下がります。
高さは10m~15mほどにもなり、乾燥に強く耐潮風性があります。海水に浸かっても大丈夫なのだとか。
東アジアなど亜熱帯地域に自生し、沖縄では庭先、道沿いなどでよく見かけることができます。
沖縄では、葉は扇や笠に利用されることが多く、クバオウギ、クバガサといえば、沖縄のお年寄りは誰でも知っています。
ちなみに古代天皇制においては松竹梅よりも、何よりも神聖視された植物だとか。
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「ナゴパイナップルパーク」は、沖縄本島北部、名護市の為又(びいまた)にあります。
国道58号線を北上し、白銀橋(東)交差点を左に曲がってしばらく進むと、写真の、大きなパイナップルのオブジェが目印。
南国のフルーツや亜熱帯植物がたくさんあるテーマパークで、観光名所のひとつ。
敷地内にパイン畑を持ち、カートで散策できるほか、名護湾で採れた貝を中心に世界32ヶ国の約10,000点の珍しい貝を展示している貝類展示館、パイナップルギャラリーなど見所盛り沢山です。
ケーキ、カステラ、ジュースなどお土産も迷うほど豊富にあります。
入場料は大人(中学生以上)500円 子供(小学生)250円。
9時~18時までの年中無休です。
ナゴパイナップルパークの地図はこちら。
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