「北谷」はなぜ「ちゃたん」?
10月 1, 2009
沖縄の地名、苗字には、なかなか読みづらい漢字が並んでいます。
「北谷」と書いて「ちゃたん」。
「清ら」と書いて「ちゅら」。
「兄弟」と書いて「いちゃりばちょーでー」。そして、「沖縄」と書いて「うちなー」。
ウチナーグチは、a(あ)、i(い)、u(う)の3母音からなり、本土方言のe(え)とo(お)は下記の通り変化します。
e(え)→i(い)に変化
o(お)→u(う)に変化
そして「き」又は「ぎ」→「ち」又は「ぢ」に変化するという、琉球方言の特徴をもっています。
これらを踏まえると、沖縄の結婚披露宴で定番となっている琉球舞踊「かぎやで風」は、「かぢゃでぃふう」と発音することになります。