シーシ

10月 30, 2009

si-si.jpg新都心の沖縄県立博物館・美術館に行くと、建物の入り口を入る前に出迎えてくれるのが「シーシ」。

「シーサー」は守り神として有名ですが、「シーシ」は滅多に聞くことがありません。

昔、村落の出入口に魔除けとして置かれたものだそうですが。

元々、シルクロードの時代、西域ではライオンのことを「シ(SHE)」と読んでいたそうです。

中国で「獅子」という漢字が当てられ、この獅子の文字が沖縄に伝来し、シーサーあるいはシーシと沖縄風に発音されていると考えられていることから、「シーサー」と同じもの、と考えていいかもしれません。

実際「シーサー」のことを八重山諸島では「シーシ」と言うそうです。

台風20号接近中 2009

10月 25, 2009

taifu-20gou-2009.jpg沖縄では現在、台風20号の影響で雨風が強く吹き荒れています。

沖縄地方全体は強風域。大雨・波浪警報が発令中です。

中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30m。

1時間に20kmの速さで北東へ進み、明日の26日朝には南大東島の近くを通り、南大東島を暴風域に巻き込むとみられています。

外では時々、強風にあおられて雨が打ちつけています。

徳之島・奄美大島・沖縄那覇・久米島・宮古・石垣などの区間で、空の便が遅延や欠航になっています。

残波大獅子

10月 23, 2009

zanpa-kyodaisi-sa.jpg残波岬公園内に、巨大シーサーがビーチ方面を向いて堂々と存在を示しています。

このシーサーは「残波大獅子」といって、沖縄で最大のシーサー。およそ7~8mだそうです。

昭和60年に製作されましたが、劣化などにより修復されている模様。

この「残波大獅子」は、他のシーサーのように「守り神」として作られたわけではないそうです。

かつて中国と交易で栄えた読谷村。その国交を後世に伝えるために製作されました。

ビーチ方面の先には中国大陸。その方向を向いているのです。

大獅子のそばにある石碑には、「夢を語れ!ロマンを抱け!人々のしあわせ 平和のために」と刻まれています。

残波大獅子の地図はこちら。

taiki-monumento.jpg残波岬の遊歩道の途中、ある人物の像がありました。

これは、読谷村出身の泰期(たいき)という人物で、商売の神様といわれていた人だそうです。

泰期は14世紀後半、沖縄が琉球王朝時代の頃、中山王の命を受けて初の進貢使として中国に渡り、大交易時代の幕をあけた人物。

「読谷村の商工業の発展と地域活性の起爆剤」として、また、読谷村商工会35周年、村制100周年を記念して2008年11月に、この像を完成させました。

2009年6月には、第1回泰期まつりを開催。残波岬灯台が無料開放されました。

ちなみに泰期像は約180cmで中国福建省の方向を指さしています。

泰期の像の地図はこちら。

残波岬

10月 17, 2009

zanpamisaki.jpg「残波岬」は、沖縄本島中部に位置する読谷村にあり、東シナ海に面した岬です。

高さ30mの断崖が約2km続いていて、1945年4月1日、本格的な沖縄地上戦が始まったといわれる米軍上陸のスタート地点という歴史を持っています。

灯台の高さは30.61m。光の到達距離は18.0海里(約33km)だそうです。

2001年8月、地元の要望で一般公開。大人200円で上まで登ることができ、景観を楽しめるようになりました。

この日はあいにく曇りでしたが、晴れた日は紺碧の海の向こうに慶良間諸島が眺望できます。ダイビング、磯釣りのスポットとしても有名です。

周辺にはアダンやクサベトラの群落など亜熱帯沖縄を代表する海岸植物があり、散歩道も整備されているので、ちょっとした散歩も良いかもしれません。

残波岬の地図はこちら。

紅いもタルト

10月 15, 2009

beniimotaruto.jpg沖縄特産の一つ、紅いも。

それを活かして作られたのが「紅いもタルト」です。

「お菓子のポルシェ」が元祖となっていますが、今では各製菓会社も売り出し、お土産屋さんで必ずと言っていいほど見かけるお菓子です。

見た目より甘くなく、自然のお芋の味が活かされていて、特に女性は一度食べるとハマってしまいそうな美味しさ。

2008年度モンドセレクション金賞を受賞した、まさに沖縄発のお菓子です。

箱詰めでも単品でも売っているので、手軽なのも人気の一つかもしれません。

ryu-kyu-kokutan.jpgリュウキュウコクタンは、台湾、中国南部、インドなど亜熱帯地域に分布します。

樹高は5~7mにも成長し、樹皮が黒いことから「クロキ」とも呼ばれています。

コクタン(黒檀)とはカキノキ科の黒っぽくて材の堅いものをさすようです。

沖縄の楽器、三線の竿として利用される他、樹形がきれいなため庭木など数多く見かける木です。

葉は深い緑色をしていて、長さ5cmほどの小さな葉をしています。

果実は黄色く熟し、食べられるようです。

方言名はクルチ、キダキ(八重山)、フォキダ(宮古)。

ro-tari-isiganto.jpg「石敢當」は、シーサーと並んで沖縄の魔よけの一つです。

魔物(マジムン)は直線に進むといわれ、それを防ぐため、沖縄はほとんどの曲がり角又は突き当たりに置いています。

「石巌當」や「石巖當」などとそれぞれ漢字が微妙に違いますが、嘉手納ロータリーにあるものは「石敢當」でした。

この場所は整備されてきれいになっていますが、昔から交通事故の絶えないロータリーだったようです。

それが理由かどうかはわかりませんが、この「石敢當」は人の身長以上の大きさ。

おそらく沖縄で一番大きな「石敢當」と思われます。

お土産用に可愛く小さく作られた置物も最近見かけるようになりました。

残波岬公園

10月 7, 2009

zanpamisaki-kouen.jpg残波岬公園は、読谷村宇座に位置し、高さ30~40mにおよぶ隆起サンゴ礁の絶壁が、2kmにわたって続く景勝地で有名な公園です。

岬のある自然を利用し、憩いの場として公園が整備され、総面積は1万5千平方メートルにも及びます。

レストランやバーベキューハウス、ソフトボールやサッカーのできるレジャー施設など、多種多様なイベント開催が可能な公園。

向かいには残波ビーチがあり、一日中いても飽きない場所です。

駐車場も広く完備されていて、入園料も無料です。(一部施設有料)

残波岬公園の地図はこちら。

okasigoden-yomitanhonten.jpg読谷村の特産である「紅いも」で作られた「紅いもタルト」。

御菓子御殿は、元祖・紅いもタルトを販売しています。

店内は一見お土産屋さんと同じ。

しかし、御殿内に併設されている御菓子工場から出来たてをそのまま販売することができます。

時間によっては、お菓子を作っているところもガラス越しに見学することができるので、工程を楽しめることも人気の一つかもしれません。

「紅いもタルト」の他にも、かるかん、黒糖バームクーヘン、ちんすこうなど、たくさんの種類のお菓子を販売しています。

読谷本店の御殿の屋根には、大きなカラフルの花笠がモチーフにされています。

御菓子御殿 読谷本店の地図はこちら。