喜屋武(きゃん)岬 平和の塔

7月 13, 2009

kyanmisaki-heiwanotou.jpg沖縄県本島南部、糸満市に喜屋武(きゃん)岬があります。

沖縄本島最南の灯台で、東シナ海に面しています。

写真の右に写っているのが「平和の塔」ですが、ここになぜ、「平和の塔」があるのかというと・・・。

激戦となった沖縄の地上戦、住民たちは鉄砲の弾から逃れるために南へ、南へと追い込まれていきました。

最後には断崖絶壁の海しかなく、住民たちは次々と海へ身を投じたそうです。

その数はなんと1万人という多くの人々。

悲しい歴史を繰り返さないこと、御霊をなぐさめることとして昭和27年、「平和の塔」が建てられました。

実はこの「平和の塔」、昔は青くなかったようです。

なぜ青色になったのかは分かりませんが、元はコンクリート地の塔だったようです。

by | Categories: 沖縄の風景 |