iwasakikusazemi.jpgGW真っ只中、沖縄は暑い陽射しが続いています。

宮古島では、国内最小のセミ、イワサキクサゼミの鳴き声があちらこちらで聞こえてきます。

毎年、3月~4月頃から鳴き始めるのが、今年は平年よりも暖かく、1月頃から鳴いているそうです。

イワサキクサゼミの体長は約2センチ。全身黒で金色の微毛。腹部はオレンジ色。翅の脈は緑または黄緑。

沖縄本島、宮古島、八重山諸島に分布していて、「クサゼミ」という名の通り、ススキ、サトウキビなどの葉にとまり葉脈から汁を吸います。

サトウキビの害虫として知られているようです。

樹木ではなく、草むらなどで、盛んに高い声で「ジー」と鳴くので、「セミ」だと気づきにくいです。

クサトベラ

5月 2, 2009

kusatobera.jpgクサトベラは、海岸・河川岸などでよく見ることができます。

世界中の熱帯、亜熱帯地域で400種類あまりが自生。オーストラリアやポリネシアに多く、日本では小笠原諸島、沖縄など。

名前に「草」とありますが、常緑低木で、高さ 3 メートルくらいになることもあるようです。

葉はヘラのような形をしていて、わりと大きめ。10センチ~16センチほどにもなります。

クチクラ層(表皮の外側を覆う透明な膜)があり、そのおかげで塩に強く、海岸や河川岸でも自生することができるのです。

3月~10月にかけて、枝先に輪になっている葉の中心に、白い花を咲かせます。

花は葉に比べて小さめ。直径2センチほどが5~6個。