オオタニワタリ
2月 28, 2009
オオタニワタリは、漢字で書くと「大谷渡り」。
シダ植物の仲間で、細長い葉を持ち、短い茎から外側に向かって広がっているのが特徴です。
シダの仲間ゆえに日陰や半日陰を好み、直射日光の当たるところではあまり見かけません。
沖縄では樹木や岩などに着生しているのをよく見かけます。
葉を広げているのは、落ち葉などを中央に集め、やがて落ち葉は腐葉土になり、それを自分の成長の蓄えにしているからだそうです。
暖かい地域に分布しており、特に南西諸島で多く見られますが、最近では園芸採取目的や様々な環境問題により、絶滅危惧種に指定されています。
沖縄では「シマオオタニワタリ」や「ヤエヤマオオタニワタリ」が多いようですが、見分けがつきにくいほどです。