アコウ

1月 26, 2009

アコウは、クワ科の仲間で、同じクワ科のガジュマルとよく似ています。

日本では沖縄の他に、九州や山口県など温暖な地方に自生し、国の天然記念物に指定されている巨樹です。

沖縄特有の石灰岩地にも自生するので、防風樹、防潮樹、街路樹としてよく利用されます。

また、ガジュマルに比べると耐寒性が高いという特性を活かし、観葉植物としても用いられるようです。

ガジュマルと見分けるには、葉っぱがガジュマルより細長く、大きいこと。

アコウの種子は鳥によって運ばれますが、ヤシの木や他の樹木などに発芽して成長すると、その樹木を覆い尽くして枯らしてしまうそうです。

そこからつけられたのが別名「絞め殺しの木」。この特性は、熱帯雨林などで、より陽を浴びるための特性だといわれています。