イスノキ

12月 26, 2008

暖かい地に自生している常緑高木のイスノキは、沖縄では多いほうではありませんが、公園や街路樹、石灰岩上の森林などで見かけることができます。

高さは20m(大きいものは25m)ほどになり、葉っぱな深緑につやがあります。

葉っぱに、「虫こぶ」又は「虫えい」という突起状のこぶが見られることがあり、これはイスノキコムネアブラムシの寄生によるものだそうです。

虫こぶの中にはアブラムシの幼虫が数匹~数十匹も。

虫こぶができた葉っぱはあまりキレイとは言いがたいですが、この虫こぶにはタンニンが含まれるので、染料などに使われています。

4月ごろに濃い赤色の花が咲くそうですが、見られる時期は短いです。

非常に堅く丈夫な木で、家具、木刀、杖などの原材料に使われる他、防風の役割もあるようです。