コバテイシ

12月 28, 2008

シクンシ科の高木で、高さは25mほど。

約20cmほどにもなる大きな葉っぱが特徴で、沖縄県内各地で見かけることができます。

沖縄県の他に、小笠原諸島、アジア、アフリカの熱帯地域でも見られます。

コバテイシは、沖縄では珍しい紅葉の木。

6月中旬頃には白い花をつけ、その後長さ5cmほどの扁楕円形の実をつけます。

葉っぱが緑色の時期よりも、茶褐色になった頃の方が、どちらかというとコバテイシと見分けることが容易です。

コバテイシは日差しが強い時期に葉を広げて日陰を作るので、公園の樹木として多用されているようです。

イスノキ

12月 26, 2008

暖かい地に自生している常緑高木のイスノキは、沖縄では多いほうではありませんが、公園や街路樹、石灰岩上の森林などで見かけることができます。

高さは20m(大きいものは25m)ほどになり、葉っぱな深緑につやがあります。

葉っぱに、「虫こぶ」又は「虫えい」という突起状のこぶが見られることがあり、これはイスノキコムネアブラムシの寄生によるものだそうです。

虫こぶの中にはアブラムシの幼虫が数匹~数十匹も。

虫こぶができた葉っぱはあまりキレイとは言いがたいですが、この虫こぶにはタンニンが含まれるので、染料などに使われています。

4月ごろに濃い赤色の花が咲くそうですが、見られる時期は短いです。

非常に堅く丈夫な木で、家具、木刀、杖などの原材料に使われる他、防風の役割もあるようです。

民家の垣根や公園などでよく見られるキバタイワンレンギョウ。

クマツヅラ科でタイワンレンギョウの園芸品種で

す。

車を走らせている際も、中央分離帯、歩道の脇

などに植えられ、仕切りの役目をしています。

中南米原産の常緑低木。葉っぱは密生していて

鮮やかな黄緑色をしています。

紫の花を咲かせ、黄色の実がなるようですが、いずれも小さめなので車で走っている時などは

見つけづらいかもしれません。

世持神社は、奥武山公園内にあります。

「よもちじんじゃ」と読みます。

県立武道館の隣にあり、鳥居もしっかり構えられていています。

鳥居をくぐって階段を登ると写真のような広場に出ます。そこの右側に社があります。

奥武山公園には護国神社、沖宮の2つの神社がありますが、3つめの世持神社はほとんど無人状態で、ひっそりとした雰囲気。

琉球王国時代に政治・産業界での功労者、野國總管が祀られているそうです。

野國總管という人は、沖縄史蹟保存会が沖縄を代表する7偉人のうちの1人として、沖縄の歴史上で高い評価を得ている人物です。

ちなみに7偉人は、野國總管の他に「羽地朝秀・具志頭文若・宜湾朝保・儀間真常・程順則・護佐丸」。

世持神社(奥武山公園内)の地図はこちら。

県立奥武山武道館は、那覇市の奥武山公園内にあります。

読みは「おうのやま」公園。

昭和34年に開設された、沖縄初の運動公園で、武道館の他に現在リニューアル中の野球場、テニスコート、弓道場、陸上競技場、水泳プールなど様々なスポーツ愛好者にとって馴染みの深い公園です。

公園の広さは29,8ヘクタール。モノレールの奥武山公園駅と壷川駅に隣接します。

多目的広場やゲートボール場、遊具広場もあるので、老若男女問わず地域の住民の憩いの場となっています。

イベントも多数で、かきぞめ大会、空手大会、舞い初めなど幅広い催しがあります。

現在リニューアル中の野球場は、最近巨人軍キャンプ地に決定されたばかりです。

奥武山・県立武道館の地図はこちら。

波の上宮

12月 16, 2008

沖縄本島南部の那覇市にある波の上宮。波の上ビーチ(現在閉鎖中)の隣りに位置しています。

海岸沿いの崖の上にあるので、波の上橋からも見ることができます。

波上宮は、「海の彼方の理想郷から神が訪れ、人々に幸福をもたらす」という沖縄独特のニライカナイ信仰に始まりました。

その後、神のお告げにより、王府が熊野三神を祀り、豊漁・豊穣などの信仰を集め厚い尊崇を受けてきたそうです。

現在地元人には「なんみん」と呼ばれ、観光客にも親しまれています。

お正月には初詣客で賑わいます。

波の上宮の地図はこちら。

沖縄県の県章

12月 15, 2008

沖縄県の県章は写真の通り。

県庁のホームページによると、『外円は

海洋を表し、白い部分はローマ字の「O」で沖縄を表現するとともに人の和を強調

しています。また、内円は動的に、そして

グローバルに伸びゆく県の発展性を象徴し、いわば「海洋」「平和」「発展」のシンボルです。』

この「白い部分」とは、写真ではくり抜かれたものになっています。

県花はデイゴ。県木はリュウキュウマツ。県鳥はノグチゲラ。県魚はタカサゴ(方言でグルクン)。

県庁所在地は那覇となっており、那覇は琉球王国時代の都、首里の港町として発達。

1879年の琉球処分の際に県庁が那覇におかれたことで政治の中心となり、都が首里から那覇に移ったという経緯があります。

泊いゆまち

12月 11, 2008

「泊いゆまち」とは、水産物流通総合センターのことで、那覇市の泊漁港内にあります。

その日水揚げされたばかりの新鮮な魚が、泊いゆまち内にある複数の鮮魚店によって販売されています。

中に入ると、そこの光景はまさに市場。まるで平和通りの公設市場にいるようです。

沖縄独特のカラフルな魚や、びっくりするような大きな魚まで見ることができます。

ガラス張りの解体処理室もあるので、時間が合えばマグロなどの解体を見学できるようです。

朝の6時~夕方まで年中無休。駐車場も完備。

時にはスーパーではなく、朝早く起きて、「泊いゆまち」で新鮮な魚を購入してみてはいかがでしょうか。

泊いゆまちの地図はこちら。

トックリキワタ

12月 9, 2008

沖縄ではこの時期、トックリキワタが花を咲かせ、道行く

人々の目を楽しませています。

ピンク色に咲いている花は遠めに見ると、一瞬桜かと

思うほど鮮やか。

樹高は10m~20mほどになり、幹がトックリのようになっていて、棘があります。

果実の中は綿のようになっていて、クッションやぬいぐるみ

などの詰め物に利用されるようです。

原産地はブラジルからアルゼンチンにかけての地域。

別名「酔いどれの木」というそうですが、これはトックリのような幹が酔っ払いの腹に似ていることから由来しているようです。

ちなみに漢字で書くと「徳利木綿」だそうです。

サトウキビの穂

12月 2, 2008

サトウキビは、沖縄の特産品の中で最も有名です。

沖縄方言で「ウージ」といい、砂糖の原料になるもの。サトウキビから黒糖が作られます。

そのサトウキビが、今の時期、先端から穂を出しています。

一見ススキと見間違うような穂です。今の時期に穂が出るサトウキビは大体春に植えたもの。

もう少しすると、キビ狩りで忙しくなるはずです。

サトウキビを絞った汁から砂糖を取除いた液体はそのまま捨てず、、これを発酵させてエチルアルコールを取り出し、自動車燃料の一部として使う研究が日本国内でも行なわれています。

原油高による需要が急増中で、サトウキビはこれまで以上に価値のあるものになるかもしれません。