ウチカビ

8月 14, 2008

旧盆真っ只中の沖縄。

旧暦の7月13日から15日、この3日間の間に、ご先祖様があの世から遊びに(?)帰ってくると言われ、昨日ウンケー(お迎え)をして、今日はナカビ(中日)に当たります。そして明日はウークイ(お送り)。

最終日のウークイには、夜、親戚一同が宴会をした後、ご先祖様があの世でお金に困らないように「ウチカビ」を燃やして線香に火をつけてお見送りします。

「ウチカビ」とは「打ち紙」と書き、あの世のお金のこと。方言で「アンジカビ」「ンチャビ」とも呼ばれるようです。

黄土色の紙の全面に銭の型が打ちうけられています。その数は一枚に10行×10列=100個。

ウチカビを焼いた後、お供え料理を少し銀紙に包み、玄関先で線香を焚いて、「また来年」とお送りするのです。