ナツメヤシ

7月 2, 2008

沖縄に数多くあるヤシの木のひとつ、ナツメヤシは、ヤシ科の常緑高木です。

沖縄の道路で車を走らせているとよく見かけます。

高さは15m~25mにものぼり、羽状の葉だけでも3mになります。

寿命がとても長く、約100年といわれていますが、場合によっては

約200年もの樹齢の樹もあるそうです。

直径2-3cm、長さ3-7cmの楕円球型の実がつき、熟するまで

少なくとも6ヶ月を要します。

果実は、中東やエジプトでは生食の他にお菓子やジャムなどにも利用

されるそうです。長期保存ができ、砂漠のような雨が少ないところでも育つため、大切な食料となっているのです。

何気なくそこにあるナツメヤシですが、乾燥に強く、砂漠や熱帯地方では最も有用な植物であり、世界で

最も古くから栽培されている植物のひとつであることから、「生命の樹」として神聖視されています。

それを裏付けるように、学名はPhoenix dactylifera「聖なる不死鳥フェニックス」というわけです。