仲村渠樋川

5月 20, 2008

沖縄本島南部に位置する南城市玉城に、仲村渠樋川(なかんだかりひーじゃー)はあります。

透水性の高い琉球石灰岩の台地からは湧水が出る泉が多くあり、その湧水を引いて水を貯える施設を樋川(ひーじゃー)といいます。仲村渠は地名。

沖縄で仲村渠樋川といえば「垣花樋川(かきのはなひーじゃー)」と並んで有名です。

昔の人の水浴びや飲料水、洗濯用の水など生活用水として利用されていましたが、現在は畑用の水として利用されています。

木製の共同用水施設から、大正時代に琉球石灰岩へと造り替えられ、平成7年6月27日に国の重要文化財として指定されました。

最近は水量が少ない時もあり、栓をして流れを調整している事もあるようです。

樋川まで続く石畳とがじゅまるの木々が、昔ながらの情景をより一層かもし出しています。

仲村渠樋川の地図はこちら。