ヒカゲヘゴ

5月 18, 2008

沖縄本島の北部(国頭村や東村など)を「ヤンバル」といいいます。

ヤンバルには亜熱帯特有の自然がたくさん残されていて、動物ではヤンバルクイナが有名ですね。

ヤンバルで車を走らせていると、至るところにヘゴの木を見つけることができます。

ヒカゲヘゴはヘゴ科のシダ植物で、日本では最大のシダ植物。奄美大島より南に生息していてまさに亜熱帯特有の植物。

写真のヒカゲヘゴは背丈の低いものを撮りましたが、およそ5~6mにもなり、大きいものは10mにも成長するようです。

写真をよく見ると、広がった葉の中央付近に茶色の丸まったものが見えます。

これはヒカゲヘゴの新芽で、後に開いて緑色の葉に成熟します。

ヒカゲヘゴなどシダ類の植物は大昔から生息していて、約3億6000年前から存在。

「生きた化石」と呼ばれているそうです。