紅型
5月 12, 2008
紅型は、15世紀頃、琉球王朝の王府の保護のもとで、日本本土や中国・東南アジアなどの様々な文化を吸収しながら、南国沖縄独自の染物として育ちました。
紅型は沖縄を代表する伝統的な染織技法の一つで、当時は王族など上流階級の人たちにしか着ることができなかったそうです。
写真の黄色の衣装は、フクギなどの天然染料が使用されており、昔から王族の色として決められていたそうです。
その後の廃藩置県で王族というスポンサーをなくした紅型は、どんどん衰退していきました。
が、それから日本本土の高い評価を受け、紅型は再び脚光を浴びることとなります。
現在では、沖縄の伝統を残そうと、跡継ぎや技法の後継者探しなどと共に、ハンカチや財布などの小物類も販売されていて、紅型をより身近に感じることができます。