パイナップル畑

5月 31, 2008

沖縄の特産品パイナップル。主に本島中北部や八重山方面で栽培されていますが「赤土の酸性土壌でなければ生育できない」「水はけの良い所でなければ育たない」などの条件があります。

他にも、年平均気温摂氏20度以上で、年降水量1300mm内外の熱帯の平地から海抜800mくらいまで、など。

作付け後、1~2年で収穫でき、一株のパイナップルから一度に1個の実がとれますが、次第に甘味が落ちてくるため、4~5年で新しい株に植え替えられるそうです。

原産地はブラジル、パラナ川とパラグアイ川の流域地方であり、日本には1830年東京の小笠原諸島・父島に初めて植えられましたが、1845年にオランダ船が長崎へもたらした記録もあるようです。

現在の主産地はもちろん沖縄。2002年時点で、約1万トン生産。

しかし最近では、栽培面積が減少してきているようです。

ちなみにパイナップルの花の花言葉は「完全無欠」。

轟の滝

5月 30, 2008

轟の滝は、名護市数久田(すくた)にあり、久志(くし)岳と辺野古(へのこ)岳の間を流れる川が水源となっています。

許田ICから道の駅を越して58号号線を少し北上した数久田という地名にあり、58号線の信号を右折したら橋のところに看板が見え、川沿いに沿って進みますが、途中からは歩いて行かなければなりません。

比地大滝に比べると、落差30mの滝は水量も少なく、泳いだりすることもできませんが、周りは木々に囲まれ、癒しのスポットとしても有名です。

1956年、県の文化財に指定されました。

地元の子供たちにも人気があるそうです。

岩場が多く滑りやすいので気をつけましょう。トイレはありませんが、無料です。

轟の滝の地図はこちら。

勝連城跡

5月 26, 2008

勝連城跡は、本島中部のうるま市(旧勝連町)の勝連半島にあります。

13世紀から14世紀に茂知附按司により築城したとされ、最後の城主は阿麻和利。

阿麻和利はクーデターを起こしてこの地方の按司となり、琉球の統一を目論みましたが、1458年に琉球王府によって滅ぼされたとされています。

それまでは、海外との貿易をさかんにおこない、首里城に負けないほどに栄えていたようです。

2000年11月、琉球王国のグスク及び関連遺産群として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されました。

登録されたグスクの中では最も築城年代が古いグスクと言われています。

観覧料は無料で、数多くの観光客や地元人も訪れるので、駐車場も設置されました。

城内へ行くまでにかなり傾斜が多いので、運動靴を履いていても気をつけた方がいいかもしれません。

勝連城跡の地図はこちら。

とかしくビーチ

5月 24, 2008

とかしくビーチは、慶良間諸島のひとつ、渡嘉敷島の渡嘉志久にあります。

渡嘉敷島には、この「とかしくビーチ」と「阿波連ビーチ」がありますが、阿波連ビーチ周辺が民宿や住宅などが多いのに比べ、とかしくビーチ周辺はホテルとキャンプ場だけという大自然に囲まれたビーチです。

先日紹介した座間味島と共に、多くの観光客やダイビング愛好家などに人気があります。

どうやらホテルの目の前のビーチはホテルの私地らしいので、地元の人たちは端の方で磯釣りや遊泳をしている模様。

三日月型の結構広いビーチで、夕日がきれいな印象があります。

ホテルではシュノーケリングやダイビング、ウェイクボードやシーカヤックなどのサービスも充実しており、ここで泳ぎたい方はホテルの方に予約するといいでしょう。

とかしくビーチの地図はこちら。

座間味島

5月 22, 2008

座間味島は慶良間諸島に属する島のひとつで、那覇市から約40km。

古座間味ビーチ、阿真ビーチなど美しいビーチがあり、それに伴い民宿やダイビングサービスなどが充実しているので、ダイビングスポット、シュノーケリングスポットとして人気があります。映画「マリリンに逢いたい」で阿嘉島と共に一躍有名になった島でもあります。

島内の、小高い山の上の展望台からの眺めも美しく、しばし時間を忘れさせてくれるので、観光客は何度でも訪れるそうです。

アクセス方法は、那覇泊港から出ている高速船クイーンざまみと、フェリーざまみを利用します。

小さい島ですが、歩いてまわるには傾斜があり、少しきついので船で自家用バイクを運ぶか、レンタカー・バイク会社に予約をするのを忘れずに。

自転車も貸してくれるところもあるので事前にチェックしておいた方がいいでしょう。

座間味島の地図はこちら。

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仲村渠樋川

5月 20, 2008

沖縄本島南部に位置する南城市玉城に、仲村渠樋川(なかんだかりひーじゃー)はあります。

透水性の高い琉球石灰岩の台地からは湧水が出る泉が多くあり、その湧水を引いて水を貯える施設を樋川(ひーじゃー)といいます。仲村渠は地名。

沖縄で仲村渠樋川といえば「垣花樋川(かきのはなひーじゃー)」と並んで有名です。

昔の人の水浴びや飲料水、洗濯用の水など生活用水として利用されていましたが、現在は畑用の水として利用されています。

木製の共同用水施設から、大正時代に琉球石灰岩へと造り替えられ、平成7年6月27日に国の重要文化財として指定されました。

最近は水量が少ない時もあり、栓をして流れを調整している事もあるようです。

樋川まで続く石畳とがじゅまるの木々が、昔ながらの情景をより一層かもし出しています。

仲村渠樋川の地図はこちら。

宮古空港

5月 19, 2008

沖縄県宮古島市にある宮古空港。赤瓦の屋根が印象的な空港で、比較的新しいです。

1943年に旧日本軍により海軍飛行場として建設されました。

1956年には民間の航空も開始され、滑走路を延ばしながら、1997年に現在のターミナルビルが供用。

沖縄本島の那覇空港、石垣島の石垣空港などの離島を主にしていますが、東京国際空港や関西国際空港などへの直行便もあります。

空港から平良市街地までは車で15分ほど。レストランや土産屋も結構充実しているので、待ち時間に退屈することもないかと思います。

観光情報・地図・遊びのスポットが載っている無料のタウン誌があるので、活用してもいいでしょう。

宮古空港の地図はこちら。

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ヒカゲヘゴ

5月 18, 2008

沖縄本島の北部(国頭村や東村など)を「ヤンバル」といいいます。

ヤンバルには亜熱帯特有の自然がたくさん残されていて、動物ではヤンバルクイナが有名ですね。

ヤンバルで車を走らせていると、至るところにヘゴの木を見つけることができます。

ヒカゲヘゴはヘゴ科のシダ植物で、日本では最大のシダ植物。奄美大島より南に生息していてまさに亜熱帯特有の植物。

写真のヒカゲヘゴは背丈の低いものを撮りましたが、およそ5~6mにもなり、大きいものは10mにも成長するようです。

写真をよく見ると、広がった葉の中央付近に茶色の丸まったものが見えます。

これはヒカゲヘゴの新芽で、後に開いて緑色の葉に成熟します。

ヒカゲヘゴなどシダ類の植物は大昔から生息していて、約3億6000年前から存在。

「生きた化石」と呼ばれているそうです。

2対のシーサー

5月 14, 2008

名護にある飲食店にこのシーサーはいます。

やんばるの景色を一望できる庭があり、その真ん中に、まるでベンチに座ってゆんたく(おしゃべり)をしているかのようなシーサーたち。

思わずこっちまで笑ってしまいそうな満面の笑顔です。

最近の沖縄では、このように飲食店でおもしろシーサーを見つけることができます。

昔ながらの迫力満点のシーサーもカッコいいですが、遊び心を加えたシーサーも時には心を癒してくれます。

赤茶色のシーサーと、緑色の草花たちがまたうまい具合にマッチしているんです。

国立劇場おきなわ

5月 13, 2008

「国立劇場おきなわ」は、沖縄県本島南部に位置する浦添市に、平成16年開場しました。

沖縄には「組踊」「琉球舞踊」「三線音楽」など、独自の伝統芸能があります。

昭和47年に「組踊」が国の重要無形文化財に指定されましたが、伝統芸能を公開、後継者養成などの専門的な施設が無く、この「国立劇場おきなわ」の建設が決定されたのです。

沖縄伝統芸能の保存振興を目的として、現在では様々な沖縄伝統芸能が毎月公演されています。

大劇場、小劇場の他に稽古室や資料展示室も備わっており、まさに本格的な伝統芸能を堪能することができます。

沖縄のイメージでは海や空などが強いですが、沖縄に来た際、または観光客を案内する際にはぜひ訪れて欲しい場所のひとつです。

資料展示室は入室無料ですが、開室時間が決まっていますので気をつけてください。

国立劇場おきなわの地図はこちら。