昨日の4月4日、記念すべき第80回選抜高校野球大会の決勝で沖縄尚学高校が9年ぶり2度目の優勝を飾りました。
初回から打線が好調で、9-0の圧勝。
最後の試合で一番いい出来の試合内容に、うちなーんちゅたちは安心して観ていられたことでしょう。
9年前の優勝時、エースナンバーをつけていた比嘉公也が今度は監督となり、県内では「9年前の再現」と前評判から高い期待感を寄せていました。
26歳の若さで選手達を導き、選手達もまた気負うことなく試合に臨むことができたそうです。
沖尚は初戦の2回戦で聖光学院(福島)に1-0、3回戦の明徳義塾(高知)に3-1、準々決勝では天理(奈良)に4-2、準決勝で東洋大姫路(兵庫)に4-2で決勝まで勝ち上がりました。
紫紺の優勝旗が再度海を渡ることに、県内では大盛り上がりで、一部の飲食店やスーパーなどでは優勝セールを行っているところもあるそうです。
那覇市首里にあり、かつての琉球王朝時代の沖縄県内最大の城(グスク)でした。
450年にも及ぶ王国の政治、、軍事、外交、文化の中心となっていましたが、1879年(明治12)春、首里城から国王が追放され「沖縄県」となった後、首里城は日本軍の駐屯地、各種の学校等に使われました。
それまでは国宝とされていた首里城は、1945年の沖縄戦と戦後の琉球大学建設により完全に破壊され、今ではわずかに城壁や建物の基礎などの一部が残っているだけだそうです。
2000年12月、『琉球王国のグスク及び関連遺産群』として世界遺産に登録されたのですが、登録は「首里城跡(しゅりじょうあと)」であり、復元された建物や城壁は世界遺産ではないことがミソです。
他の日本の城とは違い、首里城は中国の城の影響を大きく受けています。漆で朱塗りされているのもそのためで、各部の装飾には国王の象徴である龍もたくさん使われています。
正殿の前にある広場は「御庭(うなー)」と呼ばれ、様々な式典の会場に使われていたそうです。現在も琉球舞踊の上演や首里城祭などイベントが催されています。
首里城の地図はこちら。