鉄道のない沖縄ですが、那覇市の与儀公園に蒸気機関車が保存されています。

フェンスや木に囲まれているので車道からは見えにくいですが、公園内を歩いていると突然その姿が現れて「意外」な感じがします。

昭和45年、沖縄の本土復帰を記念して沖縄の子供たちが九州に招待されたそうです。

沖縄には昔から鉄道はありません。その時子供たちは初めて蒸気機関車を見ました。

すっかり魅了された子供たちに、鉄道職員らが寄贈したということです。

しかし重さ約90トンもある機関車を鹿児島から沖縄まで運ぶには、多大な金額が要します。

全国からの募金と、業者らの協力で、無事に実現。

デゴイチの愛称のこの機関車は、沖縄の子供たちと、鹿児島の鉄道職員らの繋がりでもあるのです。

与儀公園の地図はこちら