野國總管の像

5月 18, 2010

nokunisoukan-zou.jpg野國總管(のぐにそうかん)は嘉手納町野国の出身で、尚寧王時代に首里王府の貿易船の總管役を務めた人です。

なので總管というのは本名ではなく、役職名。

1605年に中国福建省から甘藷(いも)の苗を鉢植にして持ち帰り、郷里の野国村で栽培しました。

当時の琉球は貧しく、人々は貧困に苦しんでいました。それが甘藷によって救われ、野國總管のその業績は今でも語り継がれ、「芋大主」(ウムウフシュ)や「産業の父」と呼ばれ親しまれています。

写真は「道の駅・嘉手納」にあった像ですが、嘉手納町国道58線沿い、米軍施設カデナマリーナ入口にもあるようです。

10月上旬頃には嘉手納町で「野國總管まつり」を催しています。