食用としてのソテツ

8月 13, 2009

syokuyou-sotetu.jpg琉球王朝時代、百姓はイモを主食としていました。

が、台風やかんばつにおそわれると収穫もできず、農村は困窮していました。

飢饉で餓死する者が多く出る中、人々は「ソテツ」を食用に利用したのです。

「ソテツ」は有毒植物。手順良く毒素を取り除いて食べないと、命を奪われることもあります。

あまりに多くの人が命を奪われていったので、「ソテツ地獄」という言葉も出たようです。

しかし人々はそれほど食に困窮していたのです。

「ソテツ」が食用化されたのは、18世紀の初め頃といわれていますが、はっきりとした時期は分かっていません。