赤瓦屋根の今
5月 5, 2008
沖縄ではどこでも見かけることのできる赤瓦屋根。
私達地元人は生まれた時から身近にあり、それが当たり前になっていますが、本土では主に黒色系の瓦が利用されているので、観光客など初めて見る人は印象に残るそうです。
ですが、沖縄の赤瓦も、実は18世紀以降のものがほとんどで、それより前は灰色系の瓦が主流だったそうです。
赤色系の瓦と、灰色系の瓦は、焼成方法に違いがあり、後々、コストも灰色瓦より抑えられ、なおかつ工程が簡単な赤瓦が増えてきたとのこと。
今ではコンクリート住宅が増え、赤瓦の家も減ってきていますが、やはり沖縄のイメージのひとつ。写真のような休憩所や公園のトイレ、バス停など公共の場所に利用されています。
減ってきたとはいえ、もちろん今でも住宅屋根やマンションの出入り門、居酒屋の屋根などにも多く使われています。
最近では「赤瓦コースター」というのも出てきています。赤瓦の吸収率をうまく活かした、コースターです。
割れた時に願いが叶うという「赤瓦ストラップ」というのもあります。